GAME16 DON'T LOOK BACK ページ18
・
「テメーらもバカか。あんな、ふざけた野郎のいいなりになりやがって、だいたいなにがこっくりさんだ。小学生のガキじゃねーんだよ」
そう言ってても言動はガキそのもの
というか、こんなの小学生でも出来る
「…言動はガキそのものだがな」
ま、誰かしら言うと思ったけど忍霧が言うとはな…
「あァ…?」
ほら、案の定キレた
忍霧と駆堂は馬が会わなさそうだしな
これからのゲームでもこうなると思うと胃が痛くなる
「駆堂さん」
そう入出が言う頃には忍霧と駆堂の間に割って入っていた
いつの間に…
「どうしても嫌ですか」
青い瞳が駆堂を見つめる
うわぁ…面倒くさそうだなこれ…
「はあ…?」
いきなりだったからか駆堂はたじろんでいた
「ちょこっと、第一関節ちょんってするだけでいいんで」
アホ毛をゆらゆらとさせながら入出は頼んでいる
というかこれ、頼み方がちっちゃい子にやる奴と同じじゃん
「ぜっってーヤダ!!!」
まぁやっぱりそう言うよな…
「お願いします」
入出は気にもせずに頼み込む当たり相当メンタル強いな
「しつけーぞテメ…」
「ピーマン。これから俺が全部食べますんで」
あぁ、確か駆堂はピーマンが嫌いなんだっけ
これで乗せたら苦労しないと思うけど…
「…」
入出から顔を逸らしていた駆堂だけどよっぽどピーマンが嫌だったからか大人しく10円玉に人差し指を置いていた
ピーマンつよ…
GAME17 DON'T LOOK BACK→←GAME15 DON'T LOOK BACK
24人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:雪雅 | 作成日時:2020年12月29日 14時