思い出28 ページ32
菊地原side
昨日、霧宮から相談された"遠距離以外にも出来た方がいいのか"ぶっちゃけ最終的な答えは霧宮が出すから僕がどうこう言える訳ない
出来た方がいいと言ったら霧宮の事だし無理にこなそうとするとするから僕は助言的な物しか言えなかったけど本人はそれで何か案が思いついたような顔をしてたから
今日は非番だけど隊室に来ていた。
まぁ、殆ど勘で霧宮なら何かしらトリガーを試してそうだなって思ったから隊室にある訓練室を覗きに行った。
そしたら霧宮は案の定スコーピオンを持って立っていた。
そして次の瞬間、霧宮はスコーピオンでネイバーを斬っていた
早、けどその前にこの動き何処かで見たことある気がする…
「風間さんじゃないか?」
「あぁ、確かに風間さんの動きだね…って、げっ、歌川いたのかよ」
「気づいてなかったのか…」
何気に歌川の隣に風間さんと宇佐美がいることに気づく
「まぁ、確かに俺の動きかも知れないが菊地原達の動きもコピーされてるぞ」
「確かにねー…それにしてもアマネちゃんあれが初めてなんでしょ?なんで攻撃手やらなかったんだろ…」
今まで一緒に過ごしてきて、霧宮の運動神経が悪くないことはわかりきっていること。
それに、霧宮の観察眼も相まって自分が出来ないことを無意識に他の人と比べて補うように動いてるから動きに無駄がないのも明らか
「……前、本人がボーダーに入る前に独り言を言ってたのを聞いたんですけどその時に『…けど…もし…仮に私が
そう僕が言った瞬間霧宮がネイバーを斬って倒していた
「バッチリ斬ってるな…」
「うーん…」
嘘は着いてない筈なのに霧宮は実際、ネイバーを斬れている
あ…もしこれが本当なら…
「…思いついた」
「えっ、何思いついたのきくっちー?」
「とりあえず霧宮が出てきたら言うから黙ってて」
僕がそう言うと皆不思議そうな顔をしていた
訓練室から出てきた霧宮を呼び止め
僕が模擬戦をしよっていう
霧宮から了承が出たけど霧宮がトリガー設定を変えようとしていたので僕はそれを遮りこう言った
「今のトリガー設定…つまり「スコーピオン」同士で戦おう」
これで霧宮の斬れないと言った発言の真相がわかるよ
110人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
しらせ(プロフ) - mai04034さん» そう言って貰えて嬉しいです(^^)これからも楽しんでいただけますよう頑張ります! (2020年7月13日 2時) (レス) id: 43630d8681 (このIDを非表示/違反報告)
mai04034 - このお話し好きです!これからも頑張ってください! (2020年7月12日 21時) (レス) id: fe11d25041 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:雪雅 | 作成日時:2020年7月7日 19時