思い出22 ページ26
・
「思ってた以上に凄いな。トリオン量に関しては本部で一番多いかもな」
「…そうなんですか？」
「多分だがな」
「というかこれ見た時のアマネちゃんの反応どうだったのきくっちー？」
「いつも以上にボーッとしてましたよ」
「という事は何かしら考え込んでるかただ担に眠かったのかな」
「は？何でそんなに詳しいの？」
「忍田さんが色々霧宮について言っていたからな」
…また忍田さん情報
「まぁ、忍田さんから話を聞く限り霧宮のちいさい頃から見てたらしいから詳しくても当然なのか」
「え、それにしては昔からの付き合いなのに何で霧宮はあんなよそよそしいの」
ぼくがそういうとその場の空気が固まる。
明らかに地雷を踏んだことが明白だった
「……アマネちゃん、どうやら記憶喪失らしいの」
記憶喪失？
でも、一切そんな雰囲気は……
「それにその影響からなのか霧宮自身、直ぐに記憶を忘れるらしい」
…この前の太刀川さん達か
「でもそんな大事な事本人居ないのに勝手に喋って平気なんですか？」
『…平気だよ』
集中してて気づかなかった
急いで振り向くといつの間にか僕の後ろに霧宮がいた。
僕以外の3人はどうやら気づいていたらしく驚いていなかった
『…一応言っとくと、さっき風間さん達が言った事は本当だから…私が記憶喪失なのもすぐに記憶を忘れる事も…』
…なら、どうしてすぐにそんな大事な事は言わなかったのか
そんな僕達の疑問はすぐに消えた
『…どうしてそれを言わなかったか…理由は…怖かったから…。言ったら変に気を使うだろうし、それに…早めに言ったら良いってわかってるけど、もしこの関係が壊れるかも知れないっていう可能性も考えたら言えなくなっていっちゃって…タイミングを逃したというかなんというか…それで、えっと…』
口篭る彼女に僕は声を掛けようとしたけど一瞬躊躇した
「例え霧宮が事情はどうあれこの事を話しただけで、俺達の隊は崩壊しない」
その隙をつかれ風間さんに先越された。しかも霧宮の頭をポンポンとやってるし…
「それに見放したりなんて事もしない」
…歌川もか
「寧ろこれから先頼って欲しいから、困ってる事や悩んでる事も遠慮なく相談しに来てくれたら嬉しいな」
宇佐美に関しては霧宮に勢いよく抱きつくけどその反動で霧宮がこっちに向かってよろけて来たのでぼくが急いで支える
顔があったけど…気まずい
歌川が僕に目線で言えって言ってるのはわかってるけど…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 110人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
しらせ(プロフ) - mai04034さん» そう言って貰えて嬉しいです(^^)これからも楽しんでいただけますよう頑張ります！ (2020年7月13日 2時) (
レス) id: 43630d8681 (このIDを非表示/違反報告)
mai04034 - このお話し好きです！これからも頑張ってください！ (2020年7月12日 21時) (レス) id: fe11d25041 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：雪雅 | 作成日時：2020年7月7日 19時
