Prince of the library［Ryohei Abe］

1　Free ページ2

今日から中学生。
　小4から死ぬ気で頑張った中学受験。
　約2年、突っ走った結果、超難関私立中学に合格できた。
　この学校に行きたいって思ったきっかけは、日本のNo.1の中学に入りたいってことはもちろん、
　もう一つ理由がある。
　それは、この学校には寮がある。
　その寮に入るためだ。
　自分で言うのも何だけど、私の親、超スーパーハイパーデラックスウルトラスター大金持ちで、
　日本になくてはならないほどの凄い会社を持っている(しかも掛け持ち)。瀬戸財閥のお嬢様であ
　る。
　実家は超豪邸だが、なぜそこまで寮に入りたがるのか。
　それは、親が超スーパーハイパーデラックスウルトラスター過保護だからだ。
　もうそんな空間から逃げ出したいと考えて、ここを第一志望と決めた。

　ー教室にてー
　ガラガラガラ
田 みんなおはよう！今日からこの1年Ａ組の担任になりました、田中樹です。
　 今日から中学生、全員中学受験すごく頑張ったと思う。
　 その努力が報われるように、今日から勉強も、部活も、楽しく、全力で頑張ろう！
貴 (あ、いい人そう。なんか楽しみだな)

　ー帰りー(早いですねｗ)
田 明日も元気に来てください、さようなら。あ、男子寮の人は俺に、
　 女子寮の人は城川さんのとこ行って〜

　それから、城川さんに色々説明をしてもらった。
　私はクラスも一緒の赤坂ななさんと一緒になった。
　すーぐ仲良くなるものだから、もう呼び捨て状態。
赤 飛鳥！お風呂行こー
貴 ん、いいよー

貴 ななー！ご飯できたって、行こ！
赤 うん、行こー！

赤 わ、移動教室だよ、早く行こ。
貴 うん、ありがと、行こ。

　 女子あるある(大半の)。仲いい女子とはいっつも無駄にくっついてる。
　 ずっと一緒。

2　、、、気になる。→←はじめに！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す