名前が真逆な雪男〜2〜 (ページ5)

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深「今んとこ乗れてないのは…？」

渡「俺。」

佐「乗れてなーい。」

『以上！』

阿「おい待て！お前も乗れてねぇだろ?!」

佐「ブラック阿部ちゃん出たwww」

『いや、俺は…ほら。乗れた人に生霊飛ばして乗ったから。』

阿「訳わかんねぇ。」

岩「阿部めっちゃ機嫌悪いwww」

阿「しのだけ逃げようとしてんのが納得いかねぇんだ！」

舘「そうだな。阿部は苦手だけど乗ったもんな。」

マジで逃がさねぇかんな？とガチトーンで言われやべ…阿部ちゃん怒らせちゃった…。と震えるも早々に搭乗権をかけたジャンケンが始まり、阿部ちゃんの呪いなのかニコイチと俺がウルトラツイスターに乗る事になった。

『嫌だよ！これグワァ！なるやつじゃん!!』

佐「大丈夫だって！阿部ちゃん乗ったやつよりあっさりしてそうだから！」

岩「そうそう。夏樹1人じゃないからいいだろ？」

『うぅ…。あ、でも乗る時はニコイチが並んでね。』

佐「急にマジトーンwww」

岩「夏樹ってペア好きだよなwww」

『ペアはてぇてぇ。特にいわふか、ゆり組、あべさくの3ペアを眺めてる時は最高。』

ガチトーンでカメラに向かって言うとニコイチも一緒に乗るスタッフさんも爆笑してた。
…何故だ。好きなものを語って何が悪い！

と、心の中でハスハスしていたが忘れてた…。
ジェットコースター乗るんじゃん…。

2人がけシートが前後に2列あるコースターに後ろニコイチ、前俺とスタッフさんで乗り、安全バーが下ろされる。

もう嫌だ。降りたい。早く降ろして。

佐「行ってきまぁ〜す！」

『なんでそんなテンション高いのぉ…』

隣でスタッフさんが声を出さずに笑ってるけどマジで嫌だ。
後ろで子供のようにはしゃぐさっくんと乗ってから静かな照との差が凄い。

パークのスタッフさんがコースターの始動ボタンを押すとガコンとコースターが何故か“後ろ”に動いた。

『何何何何?!』

佐「後ろなの?!w」

岩「嘘でしょ?!マジ？」

驚く俺らを置いてコースターは後ろに下がり、そしてレール部分が動いて垂直になった。

岩「ヤバいヤバいヤバいヤバい!!」

佐「ハハハッ!!このままジャニーズの頂点(てっぺん)目指そうぜ！」

『………。』

もう俺には照のように騒ぐ気力もさっくんのようにコメントする余裕もない。
自分の死を覚悟して安全バーを強く握り締めるだけだ。

佐「しのー？終わったよー？」

さっくんに声を掛けられてハッとした。
え？終わった？マジ？

続きます.