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救急隊員が駆け寄り、ぐったりとしてる夏樹がストレッチャーに乗せられた。
照とふっかは泣き崩れてパニックになってる康二を宥めていて、鷹ちゃんは知ってる範囲で起きてた被害等を警察官に話していた。
深「阿部、夏樹の付き添い頼む。」
阿「分かった。」
救急車に運ばれる夏樹について行き、一緒に乗り込む。
搬送先の病院を探している間に応急処置として止血の為に動く隊員に夏樹の血液型を聞かれ、O＋ですと答えた。
病院が決まり、救急車が動き出した。
メールで照に◯◯総合病院に行く。とだけ送り、夏樹の手をずっと握ってた。
病院に着き、手術の為に運ばれていく夏樹について行き手術室前のソファーに座った瞬間涙が溢れ、メンバーが合流するまでの間1人泣いていた。
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岩「阿部から連絡来た。◯◯総合病院だって。」
深「行こう。康二、立てる？」
向「うん…。」
涙でぐしゃぐしゃの康二をふっかと支え、鷹ちゃんの運転する車で病院へ向かう。
ふっかがグループLINEで夏樹が刺された事、◯◯総合病院に搬送された事を送ってくれて、舘さんと翔太はドラマ撮影後、他のメンバーはすぐに来てくれる事になった。
向「夏樹くん…大丈夫やんな？」
深「…、とにかく早く行こう。」
康二の不安そうな声に少しつられたのかふっかの声も震えてた。
そんなに遠くない病院なのに遅く感じるのは多分焦りからだろう。
早く行って阿部の様子も見ないと…。
落ち着いてるように見えても内心気が気じゃないと思うし…。
病院に着くと早足で手術室に向かった。
阿「…ｸﾞｽｯ、まだ終わんない。」
岩「…まだラウ達来てないから、泣いていいよ。」
阿「車の中でも…、血があまり止まらなくて…！」
泣きながらそう訴えてきた阿部の頭を抱き寄せ、背中を擦る。
手術中と書かれたランプが消えるのを今か今かと待った。
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オフだった俺はツナとシャチを撫でながら2回鳴ったスマホを手に取り、届いたLINEを見た瞬間すぐに上着を着て車のキーと財布を持って家を飛び出した。
Bluetoothで繋げたスマホで蓮とラウに電話し、2人を拾って病院へ向かう。
ラウは混乱していて泣きそうだ。
蓮もラウを落ち着かせてはいるが、険しい顔をしている。
病院に着き、手術室に向かうと阿部ちゃんと康二が目を真っ赤にしていた。
続きます.
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作者名：おにぎり | 作成日時：2023年7月10日 15時
