名前が真逆な雪男〜2〜 (ページ32)

今日:23 hit、昨日:0 hit、合計:25,179 hit

･ページ32

※メイキングと思って下さい

.

『おはようございます。』

「おはようございます！」

撮影の為にやってきたスタジオは1面のグリーンバック。

そう。今回の映画はプレイした事ある人や実況動画見た事ある人なら分かると思うが妖精であるプレイヤーは動けても周りの時間は基本的に止まっている。

だから共演者である子役の子達とは基本的に会わないのだ。

妖精が世界の事象に干渉し、時が動いたとしてもグリーンバックで合成され元から動ける俺と別撮りで動く共演者が同じ場所にいるようになるだけ。

故に台本読みの時がはじめましてなのは当たり前だがそれ以降は会わない。

メキス(メイキングスタッフ)「撮影どうですか？」

『オールグリーンバックなので寂しいですねw』

メキス「共演者の方々とは本読み以降会ったんですか？」

『1回だけ差し入れ持って行きました。』

メイキングカメラのスタッフさんの質問に答えていると撮影再開の声がかかり、またグリーンバックの中に戻った。

『さよなら…』

「カット！OK！いいよ！しのくん！」

『すみません、泣いちゃいましたw』

「いいいい！グッと来る泣き方だったから良かった！」

オールアップという事でスタッフさんから花束を渡され、スタッフさん方にコメントをし、楽屋前の廊下でメイキングカメラに一言コメントをする。

『オールアップですね。こちらはメイキングなので映画館で既に見て頂いた方やDVD、Blu-rayで見て頂いた方だと思います。…どうでしたかね？w 楽しんで頂けたなら嬉しいです。Deracineもそうですが、フロム･ソフトウェアさんのゲームは色んな考察が出来て奥が深いゲームばかりなので、そちらの方も是非！…www ありがとうございました！』

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

楽屋に入り、花束をテーブルに置くとドアがノックされ衣装さんが入ってきた。

『お願いします。』

「はい、失礼します。」

衣装を脱ぎ、私服に着替えると衣装さんは楽屋を出て行った。

鷹「髪色どうする？」

『んー…。鷹ちゃんはどう？俺の銀髪。』

鷹「似合ってるよ。」

『じゃあ暫くこれでいようかな。』

鷹「OK。直帰する？」

『うん。』

鷹「車回してくる。」

『あーい。』

これで残るは完成披露試写会だけだ。

.