名前が真逆な雪男〜2〜 (ページ25)

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医療ドラマページ25

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『医療ドラマの仕事ね…。』

鷹「ゲスト出演だから1話だけだけどね。」

『懐かしいね。昔も患者役で出たな。』

鷹「まだ小学生の時だったよね。」

『うん。』

貰った台本を見ながら向かうはその撮影現場。

俺は交通事故で運び込まれるも担当した新人ドクターの見落としによりその日のうちに容態が急変し、亡くなる患者の役だ。

今回の役は酸素マスクつけられたりするくらいだが、医療ドラマではその役の症状によってはベッドの中で痙攣する演技をしたり、院内を歩いてる時に急に倒れたりと普通の演技仕事よりも更にリアリティが求められる。

前に海外の仕事で医療ドラマでは無かったが、筋弛緩剤を注入されていた役を演じた時は難しかった。

『おはようございます。』

「おはようございます。」

現場入りをし、すぐに衣装に着替えメイクさんにメイクをしてもらうとそのまま撮影が始まった。

過密スケジュールの中間を縫って今回の撮影が入った事もあり、俺が登場するシーンの撮影は今日で終わる。

特にミスなく撮影が終わり、共演者やスタッフ一同に挨拶をするとすぐさま次の現場へ。

…今度はメンバーとのYouTube撮影だから気が楽だ。

鷹「寝てていいよ。」

『すぐ着くでしょ？』

鷹「…クマできてる。」

『…5分経ったら起こして。』

鷹「分かった。」

やっぱり幾つになっても鷹ちゃんには敵わないな。

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