名前が真逆な雪男〜2〜 (ページ15)

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岩深家でゆっくりお出掛け。ページ15

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今日はたまたま照とふっかも休みが一緒だったから久々に3人で出掛けよう。って話になった。

デビューしてから今までまだ3年しか経ってないのに有難いことに俺達は常に忙しい日々を送らせてもらってる。

だからこそ、あえてJr.の時と同じようにしよう！となり、今俺は待ち合わせ場所まで電車で向かっている。

もちろんマスクと帽子は身につけてる。

〜まもなく浅草浅草〜

電車がホームに到着し、ドアが開くと降りる乗客と共に俺も降りた。

改札を抜けて駅を出ると目の前にちょっと人集りが出来てた。

何かのロケと被ったかな？と思って覗いてみると帽子とか身につけてるんだけどひと目で誰だか分かる照とふっかがいた。

…目立ってどうすんだよ。

内心呆れながらも人の少ない間を抜け、2人と合流する。

深「お、おはよ。」

岩「夏樹がハーフパンツって珍しいね。」

『今日暑いからさ。てか2人とも目立ち過ぎ。』

俺が合流したことで周りに集まっていた恐らくスノ担であろう人達が岩深家だ！、岩深家でお出掛けとか尊い…。だの口々に言い出した。

…中には俺単推しのメンズファンもいて、生しのくん尊い…。と聞こえた。

岩「どうする？」

『前行った所行きたくね？』

深「あぁ、あそこか。」

俺の提案に動き出した2人を置いてファンの子達に向き合う。

『今日は俺ら完全なオフだから、遭遇情報とかは明日になってからにしてね？』

ファンサービスとしてウインクもしながらそう言うとキャー！と黄色い声が上がったが、皆口元を抑えながらコクコク頷いてくれたのでありがとう。と言い、先に行った2人を追い掛けた。

深「しの遅いー。」

岩「何してたの？」

『ファンサービスとお願い。』

岩「サンキュ。」

『いいえー。』

3人並んで目的のお店まで歩く。

このお店は照がタピオカ並にハマってるわらび餅ドリンクのお店。

タピオカの弾力のある食感も好きだけど、俺はわらび餅の方が好きでJr.時代同じように3人でここに来て照が美味しい！とひーちゃんスマイルを見せていた。

岩「夏樹何飲む？」

『俺黒糖わらびもちミルク。』

深「俺もそれ。」

岩「黒糖わらびもちミルク2つと、チョコわらびもちミルク下さい。」

いつも飲むやつを答えると照が俺達の分の注文と支払いもしてくれた。

大体この3人で出掛けた時はお店毎に会計担当を変えるやり方をしてる。

今日は照スタートって事ね。

続きます.