・ ページ35
・
深澤「…皆は、どう思ってるの…?」
滝沢君が部屋を出てから、
真っ先にふっかが口を開いた。
向こうでは、SixTONESも話し合ってる。
「俺は、今まで通り、
この11人でデビューしたい。
というか、デビューさせる。
ファンからの支持なんかも高くなってきてるし、
今だったら、11人でのデビューを望んでる人も多いかもしれない。
もちろん、反対の意見もあるかもしれないけど。
…でも、こんなところで俺らが負けてたら、だめじゃん。
俺たちが、彼女を守っていかないといけない。
彼女にも、支えてもらわないといけない。
ここまできたからには、
関係をゼロに戻すなんてできないじゃん。
それに、もし仮に、
彼女を手放すとしたらどうなんの?
一生、俺らを恨むかもしれないし、
デビューすることなく、芸能活動に幕を閉じるかもしれない。
そんなのは、俺らが反対するじゃん。
だから、もし迷っているんだったら、
ちゃんと考え直してほしい。
俺らのためにも、彼女のためにも」
言いたいことを言えるだけ言うと、
皆それぞれ口を開いて、
思っていることを言い出した。
佐久間「俺だって、Aちゃんにはずっといてほしい。
Aちゃんは、俺らにとっては必要不可欠な存在じゃん。
Aちゃんがいるからこそ、
今の俺たちがいるわけだし、
いろいろ影響を与えてくれたのも、
Snow Manの名を広めてくれたのも、
Aちゃんのおかげでもあるじゃん。
だから俺も、絶対にこの11人でデビューさせる」
凛「…うちも、Aちゃんと別れるのはいやや。
AちゃんはAちゃんで、
今まで下積みを頑張ってきてたわけやし、
せっかくのチャンスなんやったら、
一緒にデビューしたい。
あれだけ頑張ってきてて、
それでもデビューさせてくれへんなんて、
そんなかわいそうなことはさせたくない。
それに、うちも一緒にデビューしたいねん。
一生のお願い、って言うてもいい。
この11人で、デビューさせて」
―――
全員の意見を聞いても、
誰も手放す、っていうようなことを言ったのはいなかった。
これで、少なくとも俺らには、
Aはこのグループに必要とされてるってことになる。
ファンの人たちは、どう思うかわかんない。
もちろん、11人でデビューする、っていうことを、
望んでいない人だっていないわけじゃない。
でも、そこで諦めたらだめだ。
俺らが、その人たちの心を動かさないと。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 173人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
じゃんぷスノ(プロフ) - 美紀さん» コメントありがとうございます！わざわざ、このお話の１からや、他のお話にもコメントして下さって…本当にありがとうございます…！ 体調管理が難しい季節ですので、十分注意します。 (2022年1月8日 16時) (
レス) id: 60cb2f6577 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - 移行おめでとですコロナと最近寒くなってきたので体調などにも気をつけてくださいね (2022年1月8日 0時) (レス) id: 3abf21e40c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：じゃんぷスノ | 作者ホームページ：http://jump_suno
作成日時：2021年10月17日 21時
