見えない私と雪男達

緑色さんと日常 ページ19

阿部side



今日は雪ちゃんの学校で理科の講師として訪問します！



雪ちゃんには内緒にしてるから朝から早速その話題になって超ひやひやしてるんだけど…笑
さ、どんな反応するかなぁ〜？笑

ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ

阿｢はいっ、皆さん初めまして。上智大学院卒業、気象予報士の資格を持っています。今日は短い時間ですが、よろしくお願いします。｣



雪ちゃんは〜…？あ、めっちやびっくりしてる。笑おもしろいなぁ〜笑



阿｢では、早速！まず…｣



ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ



雪side



あぁぁぁぁ…ぜんっぜん集中出来ない…!!!



村｢雪ちゃん、生きてる…？そんでもって聞いてる？｣



コソッと美優ちゃんに話しかけられる。



雪｢無理。全く集中できない。｣



村｢あと5分くらいだから…！｣



阿｢じゃあ、僕からは以上です！ありがとうございました！｣



先｢阿部君、ありがとう。じゃあ、グループに別れて今日の感想話し合って、代表が発表ね〜｣



がたがたと椅子の向きを変えてグループ事に分かれる。



雪｢まじ私は無理。本当に無理。たけちゃんよろしく。｣



末｢え、俺？なんで笑｣



小｢えーなんで雪ちゃんが言おうよー、面白いじゃん笑｣



雪｢面白くない！笑｣



村｢分かった！ジャンケンできめよ！負けた人が言お！｣



雪｢よーし分かった。ジャンケン、チョキ！｣



村｢グー！あ。笑｣



雪｢は？え？私1人負け？え、無理。｣



末｢うぇーい笑頑張ってー笑｣



うわぁぁぁぁぁ…最悪…!!!



先｢はい、最後トラさんのグループ。｣



ガタッと音を立て椅子から立ち上がる。



雪｢あの、…今日はありがとうございました…。とても勉強になりました。｣



阿｢こちらこそ！1時間聞いてくれてありがとう！｣



パチパチパチと拍手が起きてら何とかその場を凌ぐことに成功…。



起立、気をつけ！ありがとうございました！と号令がかかり、ぞろぞろと部屋を出ていく。



雪｢はぁ〜…。疲れた…良かった6時間目で。もう帰ろ。｣



ほんとに。早く帰りたいです…。



阿｢ゆーきちゃん！｣



雪｢ひゃぁ!!!…びっくりした…｣



阿｢帰り下で待ってるね〜。｣



雪｢り、了解…。｣

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