見えない私と雪男達

緑色さんに甘えよう。(req) ページ23

阿部side



雪ちゃんが熱を出してしまった。



それを聞いたうちの住民達はまぁうるさいうるさい…笑



必要なもの持ってと…。



コンコンｯ



阿「雪ちゃん、入るよ〜？」



はーい、とカスカスの声で返事が帰ってきた。こりゃ2日は絶対安静だなぁ…。



阿「何度あった〜？あ、読んであげよっか。」



ちなみに38.2度という中々の高熱…。



雪「うーん…よろしく…」



阿「りょーかい。あ〜…。聞きたい？」



雪「…いい。聞くともっとだるくなりそう。」



阿「はいはい笑、俺ここにいるから、なんかあったら言ってね。」



雪「は〜い…」



モソモソと布団に潜り込む雪ちゃん。



雪ちゃんの机をちょっとお借りしてパソコンを立ち上げて資料を作り始める。



雪「……亮平くん。ｹﾎｯ」



阿「ん〜？どした？？」



むくりと起き上がってこちらをじっと見つめて何か言いたげな雪ちゃん。



雪「……やっぱなんでもない…」



阿「ふふっ、笑寂しいの？笑」



雪「〜っ、別に寂しくないもん。」



阿「はいはい。笑弱ってんだから強がらなくていいの〜笑、俺も隣で寝ちゃお〜」



布団をめくるとしっかり左側を空けて寝ていた雪ちゃん。可愛い〜笑



阿「よっと…。ん〜、熱あるから布団の中も暖かい笑」



ぎゅっと手を握ってあげてお腹をぽんぽんしてあげると、段々目がとろんとしてきてウトウトしてきた。



雪「んぅ……」



阿「おやすみ。」



ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ


雪side



？「〜…」



？「ちょっと…！」



？「…るさいって…」



カシャｯ



雪「ん…」



何やら周りがザワついているような気がして目が覚めた。



雪「…ラウちゃん？」



ラ「あ〜！ふっかさんがうるさいから〜、雪ちゃん起きちゃったじゃん！」



深「えぇぇ!?俺ぇ!?」



佐「俺もいるよー！」



向「ベストショット頂きました〜！」



雪「…、え、何してんの。笑」



佐「あー！阿部ちゃんずるー！ラウ、襲撃だー！」



ラ「うん！」



視界からふと大介くんラウちゃんが消えると、隣からとんでもない声が…。



阿「ぐはっ、…」



岩「ちょっと何してんの？笑」



ガチャｯとドアが開き、照くんと蓮くんと涼太くんが入ってきて見事全員集合。



阿「痛ってぇ〜…あ〜、ごめん！俺完全に寝ちゃった…！」



雪「全然大丈夫！ありがとう。」



目「ほら、熱測んなきゃ。体調はどう？」

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