１５９．大介side ページ9
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最近、後ろをつけられてるような気がする。
しかも俺が帰る時間は大抵人っ子一人歩いていなくて、怖いよ...。
仕事のバックを抱っこして早足で帰る。
ﾄﾞﾝｯ...
大介「すいません、」
？「こっちこそすいません、怪我して、、大介？」
大介「...たつ、ｷﾞｭｯ...」
辰哉「...どうした？」
大介「ｯ...」
辰哉「だい？教えてくれないとわかんないんだけど」
大介「ぅ...」
チラッと後ろを向くと電柱からニヤッと口角を上げてこっちに来る。
大介「ぅｯ...」
辰哉「え、大介？あ、え、ちょ、は？あ、救急車呼ばねぇと！」
すれ違いざまに太ももを刺された。
辰哉「救急車呼んだから。大丈夫だからな」
大介「たつ、」
辰哉「ん、喋んな」
大介「ｯ...」
救急車に乗せられる。
辰哉が押さえててくれたからよかったらしい。
手当てされ、神経とか傷つかなかったらしく、しばらくは絶対安静で家には帰れることに。
辰哉「警察に自首してきたって、」
大介「そっか、」
辰哉「なんでストーカーのこと隠してたの？」
大介「...言いたくなかったから、」
辰哉「一人だったらどうしてたの。何かあってからじゃ遅いんだよ」
大介「....ごめん、」
辰哉「抱っこしてやるか？」
大介「やだ、」
辰哉「ならおんぶ？あんま歩かせたくないんだけど」
大介「...ん、」
辰哉の背中に乗る。
辰哉「ちゃんと捕まってろよ。」
大介「うん」
病院から家まで30分はかかるよね？
俺さっきからトイレ行きたいんだけど間に合うかな...。
辰哉「大介じっとしてて。落ちるよ」
大介「たつ、おれ、おしっこ」
辰哉「はぁ？公園もコンビニもねぇぞ、ここ。店は閉まってるだろうし。急ぐから我慢しろ」
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作者名：未来
| 作成日時：2020年12月19日 15時
