188.翔太side ページ38
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仕事から家に帰ると、康二が声を荒らげてた。
それに、蓮とラウールの泣き声と涼太と大介が慌てる声。
ガチャッ...
翔太「ただいま、どうしたの?」
康二「いえにいたない。」
翔太「外、雨だよ」
康二「知らん、退いてや」
翔太「怒られんの俺らなんだけど。」
康二「知らんわ。なんで、俺悪ないのに俺が怒られなあかんねん」
康二の手を引いて洗面所へ。
康二「なんやねん、どうせ翔太くんも怒るんやろ?」
翔太「内容によるけど、いまは怒る気ねぇよ」
康二「...」
翔太「で、なにがあっt...」
ピー..ピー..ピー...
翔太「...なにがあったの」
康二「ッ..もらしたッ...」
翔太「うん」
康二「せーふくやのにッ...といれッ..いかれへんかったッ...」
辰哉「邪魔なんだけど」
翔太「そんな言い方ねぇだろ」
辰哉「はぁ?漏らすぐらいなら学校でして来いや。ほんと、めんどくさい」
康二「ぅ...うぁぁぁん!」
大介「どうしたの?って、翔太おかえり」
翔太「ただいま、ちぃ兄兄貴どうにかして」
大介「え?」
翔太「めんどくさいとか邪魔とか」
大介「...辰哉、それはねぇだろ。なぁ、康二だって、弟2人を慰めながら帰ってきて、自分のこと考える余裕なくて、その引き金にお前はそんな康二が失敗しちゃったときに、ため息ついて?
今日の昼間何があったかなんて知らねぇけど、弟にましてや康二たちにため息つくのやめろ。
あんだけ、康二たちが懐いてんのに、離れてくぞ。」
辰哉「お前に、なにがわかんだよ」
大介「はぁ?なに、仕事のせいなわけ?仕事上手くいかないからって弟に八つ当たり?まじ引くんだけど。どんな事情があったっていいけど、康二たちには言っちゃいけない言葉ぐらいちゃんと判断しろ。毎回毎回、それで泣かされても困るんだわ。ほんとに、邪魔だしめんどくさいんだわ。
康二、今日お兄ちゃん頑張ってくれたし、アイス買いに行こう?蓮たちも連れてこ」
康二「おんッ!行く!」
大介「りょーた!アイス買いに行くから」
涼太「俺にも」
大介「おっけー!ラウ、蓮。おいで?アイス買いに行こ」
辰哉「はぁ...」
翔太「...康二たちが来たときに決めたの忘れたわけ?」
辰哉「...」
翔太「邪魔、めんどくさいとかは言わないって。それ決めたの兄貴じゃん。たとえ思ったとしても口には出すなって。それ言ったの兄貴だろ?なぁ、その兄貴がアイツの前でわざわざ聞こえるように言う必要なかっただろ?」
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作者名:未来 | 作成日時:2020年12月19日 15時