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181.涼太side ページ31



目が覚めると部屋には俺一人。

ここは3階だから1階の声は微かにしか聞こえなくて、熱あるせいなのかそれがすごい寂しく感じて、泣きそうになる。

また、布団に潜り込めばガチャッとドアが開く。

大介「また...あ、起こしちゃった?」

布団を捲られて兄ちゃんの方を見る。

大介「どしたのよ。目真っ赤だよ?起き上がれる?」

起き上がって壁に凭れる。

大介「体調悪いときぐらい泣いたっていいんだよ?いっつも我慢してたら疲れちゃうよ?」

そう言われて兄ちゃんに抱きしめられる。

大介「涼太は俺にしたらずっと弟なんだし、そりゃ、友だちとかの前でやったら引かれたりとかするんだろうけど、家だしいいんだよ?」

涼太「ッ...」

頭撫でられて涙腺は決壊。


どれだけ泣いたのか分からないけど、兄ちゃんの服はびちゃびちゃ。

涼太「ごめんッ...」

大介「大丈夫だよ?着替えて来るから」

涼太「もどってくる、?あ、いや、なんでもない」

大介「ふふっ、大丈夫。戻ってくるよ」

涼太「ん...」

また頭を撫でられる。

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作者名:未来 | 作成日時:2020年12月19日 15時

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