１５１．辰哉side ページ1
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今日は平日。
そして、カフェの定休日だから家でゴロゴロ。
って思ったけど無理そうだな。
2階でドタバタしてるんだよな。
階段上がったら廊下でケンカしてた。
しばらく見守ってるか。
照「お前が悪いんだろ!?」
亮平「はぁ!?照がぶん投げといたからじゃん！」
照「投げてねぇし！壊したのはお前だろ!?」
亮平「だから謝ったじゃん！俺だけが悪いみたいなのやめて。照にだって否はあるんだから」
照「ふざけんじゃねぇぞ！」
亮平「ｯ...」
辰哉「照、さすがに手出すのはダメ。なにがあったの？」
照「こいつが壊したんだよ」
辰哉「なにを」
見せられたのは照が集めてたシ〇〇〇アファミリーのおもちゃ。
綺麗に首チョンパ。
どんなことしたらそこから壊れんの？
辰哉「それ、限定のじゃん」
照「そうだよ、」
辰哉「...最近発売だったよな？」
照「うん」
辰哉「今日、仕事は？」
照「休みだけど」
辰哉「買いに行くよ」
照「は？」
辰哉「まだあるかもしれないじゃん早く支度して。ん、亮平？」
亮平「...たつ、ﾊｧﾊｧﾊｧｯ...」
辰哉「亮平！」
亮平「ﾊｧﾊｧﾊｧｯ...ﾊｧﾊｧﾊｧｯ...」
辰哉「ん、大丈夫大丈夫。ゆっくりゆっくり焦んないの」
照、亮平のこと殴ったからな...。
亮平、昔前の父親に虐待されてたからそれ思い出したのかもな。
亮平「ｸﾞｽｯ...ｷﾞｭｯ...」
辰哉「ん、怖かったね」
亮平「ぅ..ぅぁぁぁぁん！」
辰哉「ん、大丈夫大丈夫」
照「亮平、ごめん」
亮平「うぇぇぇぇん！」
辰哉「照、お金あげるから買ってきな？俺の財布持ってきて」
照「ん...」
お金渡し部屋に戻しておいてもらう。
照はすぐに出かけていった。
亮平「ｸﾞｽｯ...」
翔太「廊下でなにやってんの？」
辰哉「あ、おはよう。ん、ちょっとね」
翔太「珍しい」
辰哉「亮平、部屋行こっか？」
亮平「んｯ...ｯｸ...」
俺の部屋で膝に乗せてやる。
ラウたちが来てから亮平は全くと言っていいぐらい甘えてこなくなった。
だから、今日ぐらいはいっぱい甘やかしてやろうかなって。
まだ泣いてる亮平をトントンしてあげる。
少しでも落ち着いてくれるように。
亮平「おれｯ...」
辰哉「ん？」
亮平「ひかるｯ..こわかったｯ...ｸﾞｽｯ..ぅ..あんな、にｯ..おこったのｯ..みたことないしｯ..ｸﾞｽｯ..ﾋｯｸ..」
辰哉「うん」
亮平「んぅｯ...ｸﾞｽｯ..」
辰哉「怖かったね」
また泣き出しちゃって、今日はダメかもななんて思った。
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作者名：未来
| 作成日時：2020年12月19日 15時
