深澤家のものがたり vol.5 (ページ14)

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１６４．辰哉side ページ14

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やっちゃったなぁ。

いっつも怒りすぎて関係ない弟たちまで泣かせる。

今日も亮平と康二泣かせちゃった。

亮平は気づかれてないと思ってんだろうけど、鼻すすってるのバレてるよ笑

俺の部屋でベットに座らせる。

でも、すぐに膝抱えて、顔埋めちゃった。

だから、横からそのまま抱きしめる。

辰哉「ごめんね。毎回巻き込んで、泣かせて」

亮平「おれよりも、こうじに、あやまってｯ...かんけいないのに、なかせれてるｯ...かわいそうだよ、ｯ..ｽﾞｯ..」

辰哉「今は亮平を甘やかすって決めたから」

亮平「なんでｯ...」

辰哉「ん？」

亮平「なんでｯ..こぉじやｯ..れんじゃなくてｯ..おれなのｯ...ｸﾞｽｯ...ぅ...おれもぉ、おとなだよｯ..？ｸﾞｽｯ...」

辰哉「でも、亮平も弟でしょ？それに、2人は俺よりも翔太の方が好きだからいいんだよ」

亮平「ｸﾞｽｯ...ｷﾞｭｯ...こわかったぁ...ｸﾞｽｯ...」

辰哉「ん、ごめんね」

亮平の頭を撫でればもっときつく抱きついてくる。

ほんとに関係ない亮平や康二、関係ない弟たちまで巻き込むのやめたい。

毎回あとが大変だって、わかってんのに。

はぁ...やめたい。

辰哉「ごめん、ごめんな？」

亮平「...たつ、にぃ？」

辰哉「...ごめん、ほんとに、まいかい、なかせて、」

亮平「...ｯ..でもｯ..たつにいがいうことｯ..まいかいまちがってないからｯ...だからｯ..きをつけよう、とかｯ..おもえるｯ..だから、あやまらないでよｯ...ｸﾞｽｯ..たつ、にぃはｯ..まちがってないのｯ...ｸﾞｽｯ..」

辰哉「りょうへい、ｷﾞｭｯ...」

亮平「ぅ..ｸﾞｽｯ...もうｯ..なかないからｯ..だからｯ..ちゃんとｯ..おこってｯ...おねがいｯ..こうじ、とｯ..れん、とｯ..らう、をｯ..いいこにしてあげてｯ...わるいことはｯ..わるいｯ..いいことはｯ..いいってｯ..おしえてあげてｯ...ｸﾞｽｯ..おれにはｯ..できないからｯ..だからｯ..ちゃんとｯ..おこってｯ...ｸﾞｽｯ...ぅ..うぅぅぅ....ｷﾞｭｯ..」

辰哉「ｷﾞｭｯ...わかった。ちゃんと怒るときは怒るよ。」

亮平「ん、ｸﾞｽｯ...ｸﾞｩｩｩｯ...」

辰哉「朝ごはん、食べるか」

亮平「うんｯ...！」

亮平と下に降りる。

亮平は顔洗いに洗面所へ。

翔太「康二と蓮、泣き疲れて寝たから布団敷いてくんね？足痛い」

辰哉「うん」

和室に布団敷いてそこに寝かせる。

翔太「怒んの程々にな」

辰哉「おう」

朝ごはん食べて、亮平は康二の横で寝た。