‧⁺ ⊹˚. ページ3
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You
大「やばいぞ!先輩がいない!」
昼休み、自販機まで紅茶を買いに行った私
帰ってくると、廊下で叫ぶ佐久間くんの姿。
その横には当たり前のように
目黒くんと向井くんがいて
3人の目は私を捉えた。
康「え!めめ!」
めめ、と呼ばれた目黒くんの目が大きく揺れる。
私が3人を通り過ぎて、
教室に入ろうとすると、
佐久間くんに呼び止められた。
大「あのっ!先輩、」
「え、何、私?」
大「はい!」
いや、お願いだから早く飯を食わせてくれ。
私の切実な願いは届かず
目黒くんが続いて話し出した。
蓮「あのー、先輩ご飯まだですよね?」
「うん、そーだよ」
蓮「今日、俺と食べませんか?」
「え、2人で?」
てっきり誰かを呼んでと言われると思っていた私は
拍子抜けして、間抜けな顔をしていた。
蓮「はい、2人で」
「……」
蓮「や、迷惑なら断ってください」
ごめんね目黒くん、
めっちゃ迷惑なのよ。
凄い人数が見てるからやめてほしいな……
「ごめん、今日は…」
蓮「いや、そうですよね、ごめんなさい」
「誘ってくれてありがとね、またいつかね、」
蓮「今日一緒に帰りません?」
なんだこいつ、手強いな…
今日は翔太が早退しちゃったから、
一緒に帰る人はいない。
「んー、いいよ、家、どの辺よ」
蓮「連絡先、」
「部活終わったら迎えに行くから」
連絡先だけは教えるもんか
そう誓いながら教室へと足を運んだ。
悪いけど私はあの綺麗な顔に騙されない
だって私のお兄ちゃんがかっこいいから、
かっこいい顔は見慣れてる。
そう自分に言い聞かせて
火照る顔を冷やした。
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作者名:natsu | 作成日時:2022年8月2日 10時