小さな訪問者は妖精達！？ (ページ17)

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種族ページ17

私「ただいま」

iw「それでは、今から定例会議を行う」

fk「何か言うことがある人はいますか？」

私が仕事から帰ってくると、いつもとは違う空気が流れていた。

この空気を作ったのはきっと阿部くんだ。

リビングに行くと、私のテーブルの上に、小さなテーブルが並べてあって、まるで会議のような…いや会議って言ったな。

ab「はい！」

緊張した空気だから、静かにしとこうと離れたところから見てた。

iw「はい、あべ」

ab「妖精の種族について少し調べたんだけど、やっぱり種類がありそう。で、その種族には、それぞれ得意魔法もある。俺らの着てる服がバラバラなのは、その種族の服なんだと思う。」

fk「なるほど。他になにか気づいた人は？」

mg「気づいたというか、この前、弟と電話したんすよ。その時に、一人前の妖精になる試験を受けるためには自分がどの種族なのか分かっておく必要があるらしいです」

dt「だとすると、目黒の弟の種族が分かれば、目黒の種族が分かるんじゃない？」

mg「そうなんすけど、教えてくれないっす」

ab「あ、後、その種族によって得意魔法も変わるらしいよ。今、俺たちが得意魔法としてる魔法とはちょっと違うって」

私には分からない話だ。でも、種族ってことは、この前阿部くんと話したことだよね。

kj「難しいねんなー。どうやって見つけるか」

sk「なにか刺激するものがあれば！」

nb「これから見つけていくしかないってこと？」

iw「そうだな」

nb「はぁ！？そんなの無理なんだけど！」

ru「翔太くん落ち着いて」

nb「俺たちが養成所に入ってなければこんなことにならなかったのに」

kj「翔太くん！」

sk「俺達も親に育てられてたらもう一人前の妖精に慣れてたのかなー」

mg「そんなこと言ったって仕方ないじゃないっすか」

dt「とりあえず今は、自分の種族を見つけることだよ。じゃないと本当の得意魔法も使えない」

fk「あ、Aおかえり。さっきからずっとそこに立ってるけどどうかした？」

私「た、ただいま。なんにもないよ」

静かにいたはずなのに気づかれた！

てか、気づいてたなら声掛けてよ！

dt「Aも帰ってきてたんだし、今日の会議はこのくらいにしとくか」

fk「だな」

iw「解散！」

照の一言で、固まってた妖精たちは、バラバラに分かれた。

その中で阿部くんだけ難しそうな顔をしていた。

私は、阿部くんのことが気になってじっとみていたら、それに気づいたのか、阿部くんがこっちに来た。