小さな訪問者は妖精達！？ (ページ1)

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初めましてページ1

Aside

私「今日の仕事終わったー。早く帰ろう」

時刻は22時を過ぎていた。

帰る準備をして、会社を出た。

会社からそう遠くない家へと急ぎ足で向かっていた。

会社から家までは大体20分。その途中には工事している建物がある。その横を通らなきゃ行けない。

いつも通り、その横を通ると不自然な音がした。

ｶﾞﾀｯ

見上げると鉄骨が落ちてくるではないか！！

？「大変だ！！」

近くで変な声が聞こえた気がしたがそれどころでは無い。

死を覚悟した私は頭を手で覆い、強く目を瞑った。

10秒ぐらいして、「大丈夫ですか？すみません」と工事の人がやってきた。

私「あれ？生きてる？あ、大丈夫です」

振り向くと、さっきいた場所が目に映った。

さっき、あそこにいたような気が…気のせい？

私は、急いで家に向かった。

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いつものアパートが見えた。

生まれた時からずっと変わらない家。

小さい頃両親が亡くなってからもずっと住んでいるアパート。

私「ただいまー」

返事はかえってこない。部屋の電気をつけて、冷蔵庫に入っていた缶チューハイを開けた。

私「鉄骨が落ちてきた時、なんか変な声したような気が…」

さっきのことを思い出す。

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

こんな時間に誰だろう。時計を見ると23時を過ぎていた。

玄関の戸を開けると、誰もいない。

誰かのイタズラか？とドアを閉めると、再び、

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

私は、ゾクッとした。

恐る恐る戸を開ける。

やっぱり誰もいない…ん！？

？「おねーさん、家に入れてくれませんか？」

？「いや、俺達のこと見えてないって」

？「そうだよ。帰ろうよ」

小人？妖精？らしき者が１、２、３……９人！

私「あ、あのー…」

？「おねーさんは静かにしてて！」

？「僕はこのおねーさんが気に入ったの！」

私「あのー！」

？「だから、静かにし…って！おねーさん見えてるの？」

？「ほら！だから言ったじゃん！」

目の前の小さな人達は目を丸くして驚いていた。

私「と、とりあえず入ってください」

私の言葉に、ゾロゾロと部屋に入っていった。

と思うと、今度はテーブルの上に1列に並んで正座してるではないか！

私「えぇーっと…」

？「なんか急にすみません。俺たち、妖精です」

私「ん？」

驚いて咄嗟に出てしまった。妖精って羽が生えてるんじゃないの？