第17歌(過去編) ページ18
佐久間「はああ…あのさ、馬鹿なの？！なんでここまで我慢すんの？！」
「ご、ごめん」
佐久間「頼むからさ、心配かけさせないで…」
「うん…ごめんね、」
佐久間「Aはさ、仕事したいんだよね」
「…うん」
同棲しているからと言ってただ家事をして残りの時間は推し事したりゆったりするのは嫌で無理言って仕事をしていた。
だって、だいちゃんだけ頑張ってるのは嫌だったから
佐久間「…ならさ、在宅ワークにして」
「え？」
佐久間「Aはさ、パソコン使うの得意じゃん？前にそっち系の会社に勤めてるって言ってたし」
「まぁ…それで働けるくらいには…」
佐久間「ならそれを活用しよ、もう無理して働かれるくらいなら家で安心してお仕事してほしいの。…お願い」
正直に言うとだいちゃんは馬鹿
あ、勉強の方でね？
普通に私でも分かるような簡単な問題が解けないくらい。(めめには負けるけど)
そんなだいちゃんが必死に私も納得できるように考えてくれた。
それが嬉しかったし、私もそれなら仕事してもだいちゃんを安心させられるから分かった。と言った。
念の為その日は入院、次の日に退院して会社に言って辞表を提出して即帰ってきた。
帰ったらだいちゃんにおもいっきり抱きしめられた。
佐久間「Aはいっぱい頑張ってるよ。
俺知ってるよ、いっつも夜遅くまで働いて家に帰って俺が寝た後にもお仕事してたの。
しかも休みの日とか一緒にお出かけしてずっと眠そうにして帰ったら即寝るの、それだけ頑張ってるってことだよ。大丈夫」
佐久間「お疲れ様！明日からも無理せずに頑張って」
と言われて思わず涙が溢れてきた。
だってさ…よくないじゃん。
そのセリフ付き合う前に私が言ったやつなんだもん
そんなの泣いちゃうよねw
＿＿＿＿＿
そんな長いようで短い過去のことを思い出しながら目の前で寝ている愛しい君のことを見ているとモゾモゾとしだした。
瞼がゆっくり開いて2、3回ﾊﾟﾁﾊﾟﾁと瞬きをして目を細くして微笑んでる。
佐久間「んふ、おはよぉ」
「おはよ、昨日はごめんね…」
佐久間「だーかーら、ごめんねじゃなくてあ、り、が、と、う」
「…ありがと」
佐久間「にゃひ、どーいたしまして！今日は2人揃ってお寝坊さんだから二度寝しちゃお」
「でもだいちゃん今日お仕事は？」
佐久間「オフ！だから、ね？」
「なら遠慮なくその提案に乗らせて頂きま〜す！」
今日もそんな幸せな思い出が増えてゆく
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作者名：はねちゃ | 作成日時：2023年1月29日 8時
