２話 ページ2
「じゃあ、またね、いつかどこかで会えるといいね」
『はい、、あっ、目黒さん、』
「ん？」
『目黒さんって、芸能界の何処の人なんですか？』
「んー、まぁ、Aちゃんならいっか｣
「ジャニーズだよ」
その言葉を聞いた瞬間、なにかが蘇った
「Aちゃん？｣
「「A｣｣
大好きだったあの声が、ゆっくり頭の中に蘇る。
「ねぇ？大丈夫？」
体を揺らされパッと戻った。
『あっ、、なんでもないです、、』
『じゃあ、また、、』
蘇ってくる、記憶。
大好きで、大切だったたった1人の元彼。
何もかも全部が、順調だったんだ
でも、そう思っていたのは、私だけだった
考えながら道を歩く。
そして、突如、肩を叩かれた
『？！』
振り返ると懐かしい顔がいた
？「Aだよね？｣
『遼大くん？』
遼「そう、久しぶり」
『えぇ、めっちゃ久しぶりだ、、』
石橋遼大。 四千頭身という芸人さんをしているらしい。。歳は上だけど、同じ塾に通っていて近所に暮らしていた。
遼「元気にしてた？」
『うん、してたよ？遼大くんは？』
遼「俺も、変わらないかな」
『ふふっ、よかった』
遼「ねぇ、なんかさ、、香水付けてる？」
『えっ？』
自分を少し嗅いでみた
『あっ、、』
この匂いは、目黒さんの匂いだ
『んんっ、ちょっとね！付けてるよ』
遼「そっか、なんかAにしては珍しい感じだね｣
『そう？？』
遼「うん、なんか、、男っぽい」
『ははっ、』
遼大くんは、たまに鋭いことがある。
遼「せっかくさ、会えたしさ、なんかご飯でも行かない？」
『ええ？行きたいっ』
遼「よしきた、行こう」
2人で、ご飯屋さんへと向かった
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作者名：禮隠ーREONー | 作成日時：2021年9月2日 1時
