好きな人がいい。 (ページ29)

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29話ページ29

『今日は、ありがとう、あとごめんね、、』

「んーん、そんな謝らないでも平気だよ。」

『ありがとう、、じゃあ、またね』

「うん、ゆっくり休んでね。おやすみ。」

亮平くんの車から降りようとした時に名前を呼ばれ、振り返った

「好きだよ、A」

「じゃあ、おやすみ」

最後の最後まで罪な人だな、、顔が真っ赤になったのは過言では無い

玄関に着き、振り向くと、亮平くんはまだいた

不自然に思ってると、ピロンと電話が鳴った。

『はい？』

「俺だけどさ、どうしたの？」

『、、あっ、、と、亮平くんもどうしたのかなって、』

「お家ちゃんと入れたかなって」

『もう私も玄関だから平気だよ？』

「最近、物騒だし、Aがちゃんとお家の中入ったのか心配なだけだから｣

『え、ありがとう、、』

チラッと亮平くんの方を見ると、電話をしてる横顔が綺麗で見入っていた

それに気付いたのか、こちらをみて首を傾げた

「どうしたの？」

『あっ、んーん、ありがとうね、じゃあおやすみなさい』

亮平くん側をみて頭を下げた

「ふはっ、うん、おやすみ」

笑う亮平くんはとても、かっこよかった。

玄関に入り、靴を脱ぎ自室へ行きベットにだいぶした

『濃い1日だったな、、、』

思い返す、亮平くんがギュッとしてくれたこと。

『、、いい匂いだったな、、』

『変態かよ、、私。。』

ふっと服の匂いを嗅ぐと亮平くんの匂いがした

『、、、ありがとう、亮平くん、』

再度楽しかった1日を振り返った。

あんな人が、私の元彼なのは本当にすごいなって改めて思った