すの短編

付き合う？　青×赤 ページ13

翔太side.


翔太『涼太……好き…』


涼太『翔太…はぁ……俺も……』


涼太の体を触れ合いながら､口付けする｡


お互いが求め合って､ただ自身の欲望に従う｡


涼太「翔太､早く起きて！」


なんか､涼太の声が聞こえた｡


翔太「ん……涼太……おはよ……」


手を伸ばして､涼太を自分の方向に引っ張って､柔らかく美味しそうな果実のような唇を塞ぐ｡


涼太も抵抗なく､ただ俺に答えてた｡


唇から離れると､顔が真っ赤な涼太を見つめていた｡


たぶんこの視線に照れくさくなったかな､涼太はご飯できたと一言残して､部屋から出ていた｡


いつものことだが､二人一緒にいるのは日常になった｡


こういうことするのも､いつの間にか普通なことになった｡


でも､別に付き合おうとか言ってたことがないから､よく分からなくなった｡


メンバー？幼馴染？恋人？


俺と涼太の関係はいったいなんだろう｡



ひかる「え､お前ら付き合ってないの？」


翔太「うん……正式に付き合おうって言った覚えがないかなぁ……」


ひかる「……じゃ､翔太は舘さんとどういう関係になりたいの？」


翔太「できるなら､恋人同士になりたい｡」


ひかる「じゃ､告っちゃえよ｡」


翔太「でも､俺そういうこと苦手だからなぁ……」


ひかる「舘さん取られちゃうよ｡それでもいい？」


翔太「嫌だ｡」


ひかる「じゃ､方法は一つしかないでしょう？」



微笑んでながら､ひかるは俺に向いてガッツポーズした｡


もうこれ以上曖昧な関係を持ち続きたくない…頑張ろうか｡

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