誰かの夢 ページ49
｢菊岡くん？｣
あれから一言も喋らなくなった菊岡くんに声をかける
菊｢あぁ、ごめんごめん！ちょっと考え事してたわ｣
｢いや、大丈夫です｣
菊｢丈がなんで文ちゃんとあの7人の記憶だけないんかわかったわ。 やけど、末澤が言わんなら俺からも下手に言われへんけど… 丈は…聞きたい？｣
聞きたいか聞きたくないかって言われたら、正直聞きたい
けど
｢末澤が言いたくないなら…菊岡くんからも聞かないです… 多分、関わることもないかなって思うんで…｣
自分で言ったのに胸が締めつけられるように痛い
菊｢そっか、また聞きたなったら言って｣
｢ありがとうございます｣
その後、"ゆっくり休みや"一言そう言って菊岡くんは病室を出ていった
今日1日で色んな事が起こりすぎて、疲れた体をベッドに預け目を閉じた
何処で見た事がある光景
現実？いや、夢か…
あれ？これ俺が見た事ある夢やっけ？
誰かから聞いた夢やっけ？
誰から聞いたんやっけ…
一緒におったはずのやつらがだんだんと消えていく
残されたのは俺だけ
先も見えへん暗い箱の中
顔も見えない誰かもわからない複数の人の罵声だけが耳に響く
何やねんこれ
周りを見渡しても誰もおらん
しまいには、体も重くなってくるし
息が苦しい…
お願いやから目、覚めてくれ…
さっきまで動かんかった体を無理やり動かす
やっと夢から覚めたはずやのに
現実でも息苦しく、何故か大量の汗もかいてる
それと
｢…だ…れ…｣
目の前に誰かが座ってる
顔はわからへんけど、俺の頭上に手が伸びてきたと思えば何か押したらしくコール音が鳴る
ほのかに香る匂いに、息苦しさも少し楽になってきてせっかく開いた目さえも閉じにかかる
何処で、何度も嗅いだことのある匂いやけどそれも思い出せへん…
コール音が鳴ってから少しし数人の足音が聞こえてくるなり、腕にチクッと何かが刺さる
｢…末…澤…？｣
腕に刺さる感触でうっすら開けた目で隣を見ると帰ったはずの末澤が頬を濡らしながら俺を見てた
隣に立ってるの末澤の顔にゆっくりと手を伸ばし目元を拭うとやっと目が合う
末｢丈…｣
せっかく拭ったのに
伸ばした手を握りながら再び頬を濡らし始める
末｢ごめん…丈、ごめん…俺のせいで…ごめん｣
｢わかったから…泣くなや…｣
泣きながらもゆっくり頷いく末澤を見た後、限界を迎えた瞼が閉じる
次に目覚た時にはもう、日が昇ってて
横を見ると俺の手を握ったままの末澤が同じベッドで寝ていた
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tamaru122521(プロフ) - ミィーさん» 普通に誕生日月日です (2021年2月17日 3時) (
レス) id: 84355438fd (このIDを非表示/違反報告)
ミィー(プロフ) - 誕生日を足した4桁とは月と日にちを足した数字でしょうか？それとも生まれた年を足した4桁どちらでじゃうか？ (2021年2月17日 2時) (レス) id: ac3f7d296c (このIDを非表示/違反報告)
tamaru122521(プロフ) - ミィーさん» コメントありがとうございます。 パスワードはこの話のメイン2人の誕生日を足した数字4桁になります。 (2021年2月16日 22時) (レス) id: 84355438fd (このIDを非表示/違反報告)
ミィー(プロフ) - すごくおもしろかったです！この話の続きのパスワード教えていただきたいです (2021年2月16日 20時) (レス) id: ac3f7d296c (このIDを非表示/違反報告)
tamaru122521(プロフ) - れいいさん» この話のメイン2人の誕生日を足した数字4桁になります。 (2021年2月16日 20時) (レス) id: 84355438fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Take | 作成日時：2020年1月18日 4時
