空白 ページ47
ビクつきながらも足を止めてくれた彼に
｢なんで、コソコソと帰るん？スエザワ｣
末｢それは…｣
｢俺、スエザワに聞きたい事あんねんけど｣
末｢な、なに？｣
室｢…皆帰るぞ｣
彼の戸惑った返事の後龍太くんが口を開けるなりそう言った
大｢えっ！｣
向｢そやな！そろそろ帰ろ！｣
スエザワだけを残し、康二と龍太くんに押されながら病室を出ていく4人と
不安気な顔をして俺を見てくるイマエと俺を睨みつけながらイマエに寄り添い歩く顔の整った奴
一度病室を出ていった康二が再び戻ってくるなりスエザワになにか耳打ちをした後、俺に手を振りながらまた病室を出ていった
正直、二人っきりにして欲しかったからありがたかったけど…
末｢あ、あのさ…｣
｢ん？｣
末｢俺に聞きたい事ってなに？｣
｢あー、とりあえず座ったら？｣
さっきまで康二が座ってた場所をポンポン軽く2回叩くとゆっくり歩きながら、指定した場所に腰を下ろした
早くなる鼓動をなんとか鎮める為に軽く深呼吸をした後、スエザワの目を見て
｢お前らは誰なん？｣
そう聞いた
末｢ほんまに…何も覚えてないねんな…｣
｢うん｣
一瞬、眉間にしわを寄せた後、悲しそうな表情とは裏腹に｢じゃ…俺の事は忘れたままでええよ…｣って
｢え？｣
末｢さっきの…6人は小学校からの同級生やで。ちょっと待ってな…｣
そう言ってポケットからスマホを取り出し写真を俺に見せる
末｢さっき見たから、大体の顔は分かるやろ？｣
｢うん｣
末｢じゃ、一番端にいるのが古謝那伊留で…｣
俺に説明しながら、画面にぞれぞれの名前と俺との関係を書いて教えてくれた
末｢それで、最後が今江大地｣
｢今江大地…？｣
末｢うん…丈の…｣
｢俺の？｣
末｢丈の…｢末澤｣…リチャ…？｣
突然ドアが開いたと思えば、さっき帰ったはずのリチャードが立っていた
末｢帰ったんちゃうかったん…？｣
リチャ｢ずっと外で待ってた｣
末｢そっか…じゃ、もう帰るな…｣
｢ま、待って！｣
椅子から立ち上がり、リチャードの元に向かう末澤を慌てて呼び止める
末｢なに？｣
｢末澤は？｣
末｢俺は…ただの同じクラスの同級生やで。リチャ達みたいにそれ以上でも、それ以下での関係やないよ。俺と丈は…｣
作り笑顔で言う
リチャ｢末澤お前…それでええ 末｢リチャ、長居したら悪いから、もう帰ろ｣けど…｣
末｢じゃね、丈。はよ、良くなるとええな…｣
末澤の後を追うようにリチャードも慌てて病室を出て行った
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tamaru122521(プロフ) - ミィーさん» 普通に誕生日月日です (2021年2月17日 3時) (
レス) id: 84355438fd (このIDを非表示/違反報告)
ミィー(プロフ) - 誕生日を足した4桁とは月と日にちを足した数字でしょうか？それとも生まれた年を足した4桁どちらでじゃうか？ (2021年2月17日 2時) (レス) id: ac3f7d296c (このIDを非表示/違反報告)
tamaru122521(プロフ) - ミィーさん» コメントありがとうございます。 パスワードはこの話のメイン2人の誕生日を足した数字4桁になります。 (2021年2月16日 22時) (レス) id: 84355438fd (このIDを非表示/違反報告)
ミィー(プロフ) - すごくおもしろかったです！この話の続きのパスワード教えていただきたいです (2021年2月16日 20時) (レス) id: ac3f7d296c (このIDを非表示/違反報告)
tamaru122521(プロフ) - れいいさん» この話のメイン2人の誕生日を足した数字4桁になります。 (2021年2月16日 20時) (レス) id: 84355438fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Take | 作成日時：2020年1月18日 4時
