険悪 ページ39
大｢そんなん…末澤はどうするんさ…｣
俺と朝田の間に立つようにまとくんが来る
林｢丈、自分がやってる事わかってるん？今江の気持ち利用してるだけやで？｣
｢そんなんわかってるよ｣
林｢じゃ、尚更やん！利用される側の ｢まとくん待って！｣…今江？｣
今｢俺が丈に言ってん…俺が丈に利用してって…俺が丈に望んだことやから｣
大地がまとくんの言葉を遮るように口を開いた
朝｢大地…｣
今｢俺が漬け込んでんよ…丈の気持ちも知ってる。けど、俺も丈が好きやねん。もう自分の気持ちに嘘つきたないし、丈が末澤のことでずっと悩んでんのも苦しんでんのも、もう見たなねん｣
古｢でも、今江って朝田のこと好きやったんちゃうん？｣
今｢淳弥のことは好きやで？けど、俺が丈に抱く好きと淳弥に抱く好きはちゃう｣
今｢淳弥ならわかるやろ？少しでも好きな人と一緒におりたいって気持ち。やから丈ばっかり責めんといてよ…｣
朝｢…わかるよ…わかるけど…大地はほんまにそれでええの？自分のこと見てくれへん人の隣におっても｣
今｢淳弥やってそうやったやろ？時間がかかってもいい。丈は俺のこと好きになってくれるって言った。やからさ…心配せんといて？｣
さっきと立場が変わるように大地が俺の手を引き"行こう？"そう言って歩き出す
リチャ達を残して大地と二人部屋を後にした
初めて大地と二人で帰る
｢ごめん、俺のせいで大地まで巻き込んで…｣
俺だけが除け者にされるのは全然いい
けど、これやともしかしたら大地も俺と一緒に…
今｢丈、俺は大丈夫やから余計なこと、考えんといて？｣
｢大地…｣
今｢後、謝るんのもなしな？｣
｢うん｣
今｢じゃ、丈また明日な？｣
気づけば、朝みんなで待ち合わせする場所まで着いていた
｢え、あ、うん、明日｣
ほんまやったらこういう時って、"家まで送るよ"って一緒に行くんやろうど
俺にはその一言さえ言うことが出来やん
大地と別れれば嫌でも通らなければならない道
自分の家に帰るのには末澤の家の前を通らなあかん
ここで突っ立ってるわけにもいかへんし…
ため息をこぼしながらも重たい足を動かす
そういや、今日も俺が末澤の家に行かなあかん日やったな…
末澤ん家を横目に思い出す
行かな…あかんよな…
家に帰るなり葛藤してるとオカンに怒られ渋々向かうと遠目でもわかる見知った人
末澤の家にリチャが入って行くのが見えた
｢そりゃそうよな…｣
末澤ん家に向けた足を自分の家へと向け直した
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 308人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
tamaru122521(プロフ) - ミィーさん» 普通に誕生日月日です (2021年2月17日 3時) (
レス) id: 84355438fd (このIDを非表示/違反報告)
ミィー(プロフ) - 誕生日を足した4桁とは月と日にちを足した数字でしょうか？それとも生まれた年を足した4桁どちらでじゃうか？ (2021年2月17日 2時) (レス) id: ac3f7d296c (このIDを非表示/違反報告)
tamaru122521(プロフ) - ミィーさん» コメントありがとうございます。 パスワードはこの話のメイン2人の誕生日を足した数字4桁になります。 (2021年2月16日 22時) (レス) id: 84355438fd (このIDを非表示/違反報告)
ミィー(プロフ) - すごくおもしろかったです！この話の続きのパスワード教えていただきたいです (2021年2月16日 20時) (レス) id: ac3f7d296c (このIDを非表示/違反報告)
tamaru122521(プロフ) - れいいさん» この話のメイン2人の誕生日を足した数字4桁になります。 (2021年2月16日 20時) (レス) id: 84355438fd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Take | 作成日時：2020年1月18日 4時
