夢 ページ32
目を閉じたのはいいものの…
｢…全然寝れへん…｣
隣を見ると気持ちよさそうに寝ている
横に置いていたスマホを手に取り末澤の寝顔を撮るついでに時間を確認する
時間を確認すると深夜0時を回ったころやった
｢ほんまに…かわいいな…｣
末澤の頬を指でつつくと"んんっ…"と口をむにゃむにゃと動かす
そんな末澤を見た後、起こさないよう静かにベッドから抜け下に降りた
リビングで少しくつろいでいるとどこからか何かが聞こえてくる
｢えっ…なに…?｣
少し恐怖もあったが耳を澄ましてみると末澤の声やった
"じょー！！じょぉ！！！"
普段とは違う末澤の声が何度も聞こえてきて慌てて末澤の所に戻る
｢誠也？！｣
部屋に入り声をかけると不安げの顔をした誠也が俺の方を見た
末｢じょぉ…どこ行ってたんさ！｣
末澤の近くに寄ると安心したのか今度は子供のように泣きながら俺に抱きついてきた
｢どうしたん？！｣
末澤が泣いてる理由がわからずそう聞くと
怖い夢を見たらしい
一緒におったはずのみんながだんだんと消えていって最後には自分1人だけ
先も見えへん暗い箱の中でただ一人取り残されたうえに顔も見えない誰かもわからない複数の人に罵声を浴びせられる夢
起きようとしても起きれへんかったらしい
そんで、やっと起きれたと思ったら…
隣にいるはずの俺がおらんくて、夢か現実なんかわからんくて怖かってんて
未だに泣いてる末澤の頭を撫でる
末｢勝手におらんくならんといてよ…｣
｢ごめんって。気持ちよさそうに寝てたし、下行くだけで起こすのも可哀想やと思ったから…｣
末｢ほんまに怖かってんからな… 丈までおらんくなるんは嫌や…｣
｢誰も末澤の前からは消えへんし、離れへんから。 なっ？｣
末｢わからへんやん…｣
｢わかるよ。逆に末澤が俺らから離れやんといてや？｣
末｢俺は離れることなんてないもん…｣
｢末澤がそうなら俺らも同じや。 もう遅いから寝よ？｣
末｢…うん｣
ベッドに入るため一度離れた末澤が、入ったと同時にまた俺にくっつく
末｢丈…｣
｢ん？｣
末｢…このままでもええ？｣
｢ええよ｣
そう答えると、離れへんようにと強く抱きしめられた
｢…おやすみ｣
末｢おやすみ、丈｣
下手したらキスでもできる距離
俺の胸に耳を当てるようにして末澤が目を閉じた
末澤を抱きしめ返し、今度こそ眠りにつく
朝起きても、俺にくっついたままで寝ている
まだ寝ているのをいい事に末澤の髪に唇を落とした
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tamaru122521(プロフ) - ミィーさん» 普通に誕生日月日です (2021年2月17日 3時) (
レス) id: 84355438fd (このIDを非表示/違反報告)
ミィー(プロフ) - 誕生日を足した4桁とは月と日にちを足した数字でしょうか？それとも生まれた年を足した4桁どちらでじゃうか？ (2021年2月17日 2時) (レス) id: ac3f7d296c (このIDを非表示/違反報告)
tamaru122521(プロフ) - ミィーさん» コメントありがとうございます。 パスワードはこの話のメイン2人の誕生日を足した数字4桁になります。 (2021年2月16日 22時) (レス) id: 84355438fd (このIDを非表示/違反報告)
ミィー(プロフ) - すごくおもしろかったです！この話の続きのパスワード教えていただきたいです (2021年2月16日 20時) (レス) id: ac3f7d296c (このIDを非表示/違反報告)
tamaru122521(プロフ) - れいいさん» この話のメイン2人の誕生日を足した数字4桁になります。 (2021年2月16日 20時) (レス) id: 84355438fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Take | 作成日時：2020年1月18日 4時
