お兄ちゃん ページ15
林｢どっちもどっちやな〜笑｣
鼻で笑ったと思えば、まとくんがそう言った
｢え、どういうこと？｣
どっちもどっちってなに？
林｢いや、こっちの話笑｣
ニヤニヤしながらまとくんが言う
｢なんなん…｣
林｢いい加減、気づけばええのに笑｣
｢だから何がさ！｣
俺の言葉にまとくんが真顔になる
林｢丈はさ、俺が、丈が末澤のこと好きなん気づいてないと思ってた？｣
その言葉で少し引いた熱がまた集まる
｢い、いや、それは…｣
テンパる俺に、トドメを刺すかのように"安心しろ、末澤以外のfunkyはみーんな、お前が末澤の事好きなん知ってるから"さっきの表情とは打って変わって満面の笑みで言ってきた
林｢あ、大橋も気づいてへんかもな笑｣
｢末澤にバレてないならええ…｣
林"でも、丈も丈で鈍感やからな"
まとくんが呟くように何か言う
｢え？｣
俺が聞き返すと"ううん、なんもない"首を横に振りながら言った
気になるけどこれ以上何か言っても答えてくれへんのがまとくんや
こういうのがやっぱり、俺ら8人の中でお兄ちゃん的な存在になるんやろうなって思った
林｢あ、そう言えばさ、末澤から聞いた？｣
何かを思い出したように、まとくんが言う
｢聞いたって？｣
林｢なんも聞いてないならいいや。まだ決めてないんやと思うし…おいおいわかると思うわ｣
｢うん…｣
モヤモヤが出てくる
あの時、末澤からは何も聞いてないし…
おいおいわかるってなんやろ…
林｢丈は…末澤のどこが好きなん？｣
不意にまとくんに聞かれる
｢ど、どこが好きかって言われても…｣
林｢なになに？笑｣
吃り口になる俺にまとくんが聞き返す
｢っ〜…ぜ、全部！ちっさい背も、甘え上手なんも、笑顔も喋り方も何もかも全部好きや！｣
林｢…ありがとう〜笑 勢いありすぎて、俺が告白されてるみたいやったわ笑｣
笑顔で"録音もバッチリ出来たし、こんな丈初めて見たわ〜笑 ごちそうさま〜"とスマホを見せなが言う
｢はぁ？！ちょっ、消してや！｣
まとくんからスマホを奪い取ろうとするが、器用なまとくんから取る事は出来やんかった
林｢大丈夫、末澤には聞かせへんから笑｣
｢当たり前や！｣
林｢まぁ、そろそろ俺は教室戻るわ笑 落ち着いてから戻ってきいや。大晴の事意識しすぎやったし笑｣
｢それは、末澤のせいやろ！｣
林｢言っとくわ笑 お前のせいであーなったって笑｣
まとくんは背を向けたまま手を振り帰って行った
誰もいない部屋に俺のため息だけが響く
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tamaru122521(プロフ) - ミィーさん» 普通に誕生日月日です (2021年2月17日 3時) (
レス) id: 84355438fd (このIDを非表示/違反報告)
ミィー(プロフ) - 誕生日を足した4桁とは月と日にちを足した数字でしょうか？それとも生まれた年を足した4桁どちらでじゃうか？ (2021年2月17日 2時) (レス) id: ac3f7d296c (このIDを非表示/違反報告)
tamaru122521(プロフ) - ミィーさん» コメントありがとうございます。 パスワードはこの話のメイン2人の誕生日を足した数字4桁になります。 (2021年2月16日 22時) (レス) id: 84355438fd (このIDを非表示/違反報告)
ミィー(プロフ) - すごくおもしろかったです！この話の続きのパスワード教えていただきたいです (2021年2月16日 20時) (レス) id: ac3f7d296c (このIDを非表示/違反報告)
tamaru122521(プロフ) - れいいさん» この話のメイン2人の誕生日を足した数字4桁になります。 (2021年2月16日 20時) (レス) id: 84355438fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Take | 作成日時：2020年1月18日 4時
