愛しの Snow Girl

2. ページ36

.





《 もう既に半泣き状態の向井クンはメンバーの手を握っていて 》






「 こーじくん、めめ、手。ふっか〜 」





《 こっちはまともに話せなくなり信用のない
深澤クンに抱き着いていた。》






叫ぶってことはどういうこと？
危ない状況…？



目黒「 見に行く？
でも1人で行くの危ないからみんなで行こう 」





《 2人を外に連れ出す作戦だが… 》




向井「 え〜やめよう 」


「 そうそう、きっと帰ってくるよ、舘様いるし 」




《 中々外に出たがらない 》







行こう、やだ、行こう、やだ

の言い合いが始まってしまって、心配じゃないの？ってひぃに言われたからとりあえず様子だけ見に行くことにした。





向井「 みーは待っといてよかったんちゃん 」


「 1人やだよ、 」



夜道を5人で歩いていると何か落ちてるのが見えた。






向井「 まって、ラウール！ 」




「 え、これラウの靴？ 」




向井「 待ってやばい、…やばいって、でもふっかさん…？ 」




パニクる康二くんを見てると私もどんどんパニックになってくる。




目黒「 落ち着けって 」




向井「 ふっかさん…！？ 」




岩本「 これほんとにラウの靴？ 」




「 ふっかさんいないっ、 」





どうして2人はこんなに冷静なの？




「 こーじく…っ 」






『 お兄さん達、早くこの村から出ていった方がいい 』






向こう側から走ってきたロケの時居た女の子。





『 この村には若い男の子を生贄に捧げる儀式があるの
だから早く東京に帰って！ 』





「 まって、てことはみんな生贄にされてるってこと？ 」




向井「 …はっ？」




「 そんなん無理だよ、村のことは村で…
ねぇ、めめっ、！ 」






目黒「 助けに行く？ 」




岩本「 行こう 」









.

3.→←いけにえ村

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す