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？〔この空間秘密基地には僕らしかいない。〕
赤〔みんな、殺しちゃったから。〕
…裏切られたんだ。
？〔！…なんで分かった…〕
俺の仲間も裏切られた子がいるの。
赤〔…そっか…〕
？〔お兄さんは？〕
え？
？〔お兄さんには、嫌な過去があるの？〕
…あるよ。
赤〔それって、聞いてもいい…？〕
いいよ。
？〔…辛かったでしょ…？〕
んー？まあね…でも、俺の事理解してくれてる人がいるから。
赤〔お兄さん、強いんだね。〕
強い…ねぇ…
？〔幼馴染さんとは今も一緒なの？〕
うん。多分、ずっと一緒だと思う。
赤〔…彼氏さんも…？〕
そう。目黒とはずっと一緒にいたい。離れられたら俺が壊れちゃうからね。
？〔お兄さん、信用できる。俺らの事、分かってくれる…〕
ふふっ、そう思ってもらえたなら良かったﾆｺｯ
赤〔___、もう日が暮れちゃうから帰らないと。〕
？〔あ、ほんとだ…お兄さんともっと話したかったな…〕
それは俺も同じ。また、会おうね。
赤〔ばいばい、お兄さん！〕
？〔またね。待ってるから。〕
またいつか。
黒「…くん、涼太くん！」赤「はっ、…」
ほんとに夢だったんだ…
黒「準備して、お家帰ろうよ。」
赤「うん、まってて。」
/？〔待ってるから。〕
待ってる、そっか…
いつ行けるか分からないもんね…
赤「蓮、帰ろ。」黒「うん。」
またいつか、
小さな俺と、知らぬ名の男の子に届いたのかな…？
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作者名：魏紫姫 桜描 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/hikami/
作成日時：2021年8月19日 21時
