苦い初恋 ページ36
私は昔、剣道を習っていた。
たまにある大会はとても楽しく、満足感だってあった。視線は若干怖かったけど。
大会の会場に付き、休憩がてら散歩をして行き着いた所、スキー場に彼は居た。
確か、季節は冬だった。ゲレンデが白く輝いて綺麗だった。
冬でも籠る熱は変わらないため半袖を着ていた彼は涙を浮かべていた。
『なにしてるの？』
「嫌なことを捨てたい」
『剣道が嫌なの？』
「期待なんて背負いたくない」
『なんで？』
「もう疲れた。」
微妙に噛み合わない会話で幼かった私は彼に魅了された。恋だったのかもしれない、恋が分からなかったかもしれない。
でも、この時の私はまだ何も分からなかった。考えなかった。考えようともしなかった。
「あの雪みたいに消えて無くなりたい」
『なれるといいね』
相槌に困った私はなんとなく返事をした。
「想い出残したい」
『？』
「こっちきて」
そう言われて私の携帯で撮られた一枚の写真が今も心に確かに居る。ずっと捨てられないままで残っている。
今でも不意に見返して苦しくなる。
ただ、この時の彼の気持ちが分かる気がする。分かってしまった気がする。
モヤモヤして頭がぐちゃぐちゃになったのを誤魔化してもう一杯水を口に含んだ。
冬なのに暑く感じる身体にはまるでオアシスの様に感じた。
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名無し(プロフ) - ミルクさん» こちらこそ本当に申し訳ありません……いつでもどうぞ！宜しければ強がりは紅一点４の方に投稿して頂けると嬉しいですm(._.)m (2021年7月1日 14時) (
レス) id: 8d128bf771 (このIDを非表示/違反報告)
ミルク(プロフ) - ごめんなさい、、質問いいですか？とか言っておきながら質問する内容を忘れてしまいました、、、本当にごめんなさい、、思い出したら質問していいですか？ (2021年6月30日 19時) (レス) id: d4655b2f55 (このIDを非表示/違反報告)
名無し(プロフ) - ミルクさん» すみません本当に返信遅れてしまいました……！申し訳ありませんm(._.)mどうぞ！ (2021年6月30日 19時) (レス) id: 8d128bf771 (このIDを非表示/違反報告)
ミルク(プロフ) - すみません…質問って大丈夫ですか？ (2021年6月8日 21時) (レス) id: d4655b2f55 (このIDを非表示/違反報告)
名無し(プロフ) - Snowさん» わあああコメントありがとうございます(;_;)楽しんで頂けて嬉しいです(^^)引き続き宜しくお願い致します。 (2021年1月15日 17時) (レス) id: 8d128bf771 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名無し | 作成日時：2021年1月10日 23時
