８人目の憂鬱４ (ページ8)

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中間side

濵ちゃんが考えた作戦。

１%でも望みがあるなら、掛けてみるしかないよな。

中「さあ、始まりました～特別番組、ラジスト！」

桐「このラジオは真昼間にジャニーズWESTが生放送でラジオをお届けする番組ですっ！初回の今日はジャニーズWESTでラジオするはずだったんですが、、、」

濵「姫野Aが急遽来れないということでね(笑)」

重「ほんまアイツ何やってんねん笑笑」

小「みんな居らなあかんのに…」

アカンっのんちゃんが泣き出したっ！

咄嗟に横に座ってた神ちゃんがのんちゃんをマイクから遠ざける。

いや、のんちゃんが１番何やってんねん笑笑

リスナーに聞かれたらどうすんねん笑

神「…なあ！Aに電話してみいひん？」

中「はぁっ！？笑笑台本……」

重「台本なんかありまてーん笑笑」

中「あるっちゅうねん笑笑」

濵「ええやん！！めっちゃおもろそう！」

藤「A絶対焦るで笑」

桐「じゃあ、かけちゃいますか！」

そう、濵ちゃんの作戦はAに電話すること。

どうせ俺らの携帯からの電話じゃ出てくれへんから

生放送でラジオ局の電話から掛けてみる。

Aも生放送って分かってるはずやから

急に電話切ったりはしないはず。

ちゃんと、気持ちぶつけられるのはこのチャンスしか無いってことや。

ﾌﾟﾙﾙﾙﾌﾟﾙﾙﾙ

神「Aでるかなー」

桐「Aの事やから寝てるかもしれへんよな笑笑」

リスナーに聞こえる声は楽しそうでも

顔は誰も笑ってへん。

ﾌﾟﾙﾙﾙﾌﾟﾙﾙﾙ

ラジオ局の人に

尺勿体無いからもう電話は諦めてください

って言われてもうて、アカンかったか…って誰もが諦めた時やった。

ｶﾞﾁｬｯ

微かに聞こえた電話の音

『………はい？』

今にも消えかかりそうな声が聞こえた。