�� ページ6
.
｢ え、Aじゃん。 ｣
｢ うわ、久しぶりじゃね？！ ｣
｢ あぁ ... ｣
｢ いやそんな嫌そうな顔すんなよ ｣
外の柱にもたれかかって一息ついていると、後ろからかけられた声。
振り向くと、柄の悪い男がふたり。
そのうち1人は、会いたくないけど会えたら喜んでしまう人物で。
｢ なーにしてんの？ ｣
｢ ちょっと外の空気吸ってるだけ。 ｣
｢ なに、ロマンチストなこと言うじゃん。 ｣
｢ んー、どこが？ ｣
隣にやってきた田中樹と軽口を叩く。
さっきまで聞いていたかわいい声と違って
音量も大きくないから助かるな、
なんて口には出さないけど感謝する。
と、不意に、肩を掴まれて強制的に後ろを振り向かされた。目と目があってドキッとする。
｢ なに、 ｣
｢ A、頭痛い？ ｣
突然の指摘に思わず固まる。
じっとわたしの目を見つめるこの男はわたしの元彼で。
なんでわかったの、と問えばAのことならなんでも分かる、なんて返される。
｢ うーわ、マウントとられた気分だわ、俺。 ｣
｢ 薬は？飲んだの？ ｣
｢ 飲んでないよ、持ってきてないし。 ｣
｢ ... 大丈夫？買ってこようか？ ｣
｢ んーん、大丈夫。YouTubeの撮影しかないから。 ｣
まだ何か言いたげな彼の言葉を遮るように、スマホが振動の音を出す。
｢ あれ、もうか。 ｣
もしもし、ごめんね、と目黒と少しだけ言葉を交わし、
一応心配してくれてありがとうと礼を言って
ふたりに背中を向けた。
樹｢ ... なに、まだ好きなの？ ｣
優｢ ... 当たり前じゃん、そもそも嫌いになって別れたんじゃねえから。 ｣
樹｢ え、てことは、え？ ｣
｢ Aもまだ�眞呂里海箸垢�ってこと？ ｣
優｢ 知らね、そうだったらいいなって思うだけ。 ｣
樹｢ うわ、ガチじゃん、俺めっちゃ応援してる。 ｣
優｢ 面白がってるの間違いだろ ... 。 ｣
｢ じゃあ俺、SnowManの撮影見学してくる。 ｣
樹｢ え？なんで、 ｣
優｢ 一応心配だし。多分あいつ誰にも言ってないだろ。 ｣
樹｢ ... 過保護じゃね？ ｣
優｢ うるせー、樹は？ ｣
樹｢ 俺も行くけど？？ ｣
優｢ んだよ、笑 じゃあさっさと行こうぜ。 ｣
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2181人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
綾香 - たまに誰sideか分からないから名前入れてほしいです。 (2023年4月2日 21時) (
レス) @page43 id: a55e42b054 (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - お話面白いです！誰が話しているのか記名してくださればもっと読みやすくなるかも、、続き楽しみにしてます！ (2023年3月26日 14時) (レス) @page29 id: 35fcb02ad2 (このIDを非表示/違反報告)
ふそて - 初めましてSnowManの小説でこういった夢主のお話あまりないので続き楽しみにしています作者様のペースで構いませんので更新待ってます (2023年3月22日 22時) (レス) @page21 id: 3d2d6636c6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：サ | 作成日時：2023年3月22日 18時
