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｢ ねぇ、何考えてんの？？ ｣
｢ ご、ごめんね ... ？ ｣
｢ 謝って欲しいんじゃない、もっと自分の体大事にしてって言ってんの。 ｣
予想通り、わたしを休憩室に連れていったあべちゃんは強引に椅子に座らせ、
足を冷やしてくれながら怒った声でそう言った。
自分の体では無いのになぜそこまで本気になれるのか不思議だ。
綺麗に手当してくれた彼にありがとうと礼を言うと、
なんの返事もなく、その代わりにいきなり体を抱きしめられた。
｢ ... あべちゃん？ ｣
｢ A、すきだよ。 ｣
｢ ...... は、 ｣
｢ 好きな子に自分の体大事にして欲しいって思うのは当たり前でしょ？ ｣
｢ あべちゃ、 ｣
｢ お願い。優しいAのことは好きだけど ｣
｢ もっと我儘言っていいんだよ。 ｣
｢ ... もっと、メンバーのこと頼って。 ｣
ぎゅ、と抱きしめる手に力がこもる。
それで彼は本気なのだと嫌でも意識してしまう。
躊躇いながら彼の背中に手を回すと、バッと勢いよく顔をあげ、至近距離で見つめ合う。
その顔はとても悲しそうな顔で、わたしが足を捻っただけでこんなに悲しんでいることに困惑する。
だって、別に自分の体じゃないのに。どうして？
全部わたしの自業自得なのに、なんで。
｢ ... 俺だけでもいいから、頼って。 ｣
そっと、触れるだけの、優しい口付け。
それと同時に、彼の目から綺麗な涙が1粒零れ落ちた。
ほんのりしょっぱいその味と、
わたしの怪我で彼を悲しませた事実が、深く胸に刺さった。
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綾香 - たまに誰sideか分からないから名前入れてほしいです。 (2023年4月2日 21時) (
レス) @page43 id: a55e42b054 (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - お話面白いです！誰が話しているのか記名してくださればもっと読みやすくなるかも、、続き楽しみにしてます！ (2023年3月26日 14時) (レス) @page29 id: 35fcb02ad2 (このIDを非表示/違反報告)
ふそて - 初めましてSnowManの小説でこういった夢主のお話あまりないので続き楽しみにしています作者様のペースで構いませんので更新待ってます (2023年3月22日 22時) (レス) @page21 id: 3d2d6636c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サ | 作成日時：2023年3月22日 18時
