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｢ あっ！Aー！！ ｣
｢ ... 佐久間くん？ ｣
｢ 奈々たちにダンス教えてるんでしょ？ ｣
｢ 俺にも教えてーー！！ ｣
一瞬、返事に戸惑う。
足を捻っているからという理由と、
彼はわたしなんかに教えられなくてもいいじゃないかということ。
それでもニコニコな顔で頼んでくる彼の笑顔を奪う勇気はわたしには無い。
気付けば反射的に、二つ返事でいいよと返していた。
丁度あべちゃんが居ないタイミングで、かつ氷を外していたタイミングで良かった。
佐久間くんにはわたしがただ別室で休んでいたように見えたことだろう。
｢ っしゃーー！！！佐久間さん登場ー！ ｣
｢ あれっ？A、用事は？ ｣
｢ 今日じゃなくて明日だったや、ごめんね ｣
｢ うっかりさんだねAは！！ ｣
部屋には照くんと奈々ちゃんと康二、そして佐久間くんが加わって5人。
全員に痛みを隠し切れるだろうかと少し不安に思う。
｢ Aちゃん、ここ教えて貰っていい ... ？ ｣
｢ そこ難しいよね、わたしも苦手、笑 ｣
｢ 一緒にやろっか ｣
くい、と可愛らしくわたしの服の袖を引く奈々ちゃん。
聞かれたところはあまり足を使わないところだから内心ほっとする。
佐久間くんも一緒にそこ中心に確認していると、部屋のドアが開いた。
誰だろうと振り返ると、今1番会ってはいけない人で。
｢ あ、みんなお疲れ様 ... ｣
｢ ... は、A？なにしてんの？ ｣
｢ ... あべちゃん、今から帰るの？ ｣
｢ お疲れ様、... ｢ ねぇ、A ｣ ... ｣
わたしが足を捻ったことを知っているのはあべちゃんだけ。
みんなの前でバラされたら大変だなぁと思ったが、
そうしたのはわたしの自業自得なので言われるであろう言葉を待っていると。
何も言われることなく、ただ怒った様子でわたしの腕を引いて部屋を出ようとする。
｢ ごめん、ちょっと芽唯借りてく。 ｣
｢ 了解。 ｣
照くん以外は理解していない表情を浮かべていて、たまたま目が合った康二に
教えられなくてごめんね、の意味を込めて手を合わせる。
返ってきたのは想像と違った、曖昧な笑みだった。
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綾香 - たまに誰sideか分からないから名前入れてほしいです。 (2023年4月2日 21時) (
レス) @page43 id: a55e42b054 (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - お話面白いです！誰が話しているのか記名してくださればもっと読みやすくなるかも、、続き楽しみにしてます！ (2023年3月26日 14時) (レス) @page29 id: 35fcb02ad2 (このIDを非表示/違反報告)
ふそて - 初めましてSnowManの小説でこういった夢主のお話あまりないので続き楽しみにしています作者様のペースで構いませんので更新待ってます (2023年3月22日 22時) (レス) @page21 id: 3d2d6636c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サ | 作成日時：2023年3月22日 18時
