SnowManの紅一点、定期的に生存確認される無気力系女子。に。

大喧嘩の話だって。 ページ10

.














それからはもう本当に長かった。




謝ろうと思って何度も佐久間に話しかけようとしているAと、
それを突き放し続ける佐久間。
一向に良くならない雰囲気。それどころか悪くなる一方だった。





「 いい加減仲直りしねぇとダメだろ 」


「 楽屋開けとくから、ふたりでちゃんと話しなよ。 」





Aからの
「今日撮影始まるまで、楽屋でふたりきりにして欲しい」
という要求を受け入れ、気になるという好奇心を抑え、俺らは楽屋を後にした。





.





.





.





それからふたりがどうやって仲直りしたのか俺たちは知らない。
ただふたりとも泣きはらした顔で撮影に来たから、
ふたりしてメイクさんに怒られていたところだけ知っている。

知るべきだと思わなかったから深く踏み込まなかったし、ただ良かったな、と言っただけ。





「 えー、じゃあふたりがどうやって仲直りしたか知らないの？？ 」


「 うん、二人しか知らねえんじゃない？ 」


「 佐久間くん教えて！ 」


「 えー、やだ、あれはもう俺とAふたりの秘密だからね！！ 」


「 ラウール、教えてあげようか？ 」


「 A？！？ 」





仲直りの方法は確かに知りたいけど、今のふたりの仲が良いのなら、
もうどうでもいいなと思ってみたり。














▷

大喧嘩の話だって。










◁














.


喧嘩とかの話書くときに途中で心苦しくなって仲直りするところ全部端折っちゃうのやめたい。

顔がいいんだって。→←大喧嘩の話だって。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す