SnowManの紅一点、定期的に生存確認される無気力系女子。に。

大喧嘩の話だって。 ページ9

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「 離せよッ！！ 」


「 いいからっ、1回落ち着けって！ 」


「 暴れんなよ、おい！ 」





照がこっちにしてもらえばよかった、と激しく後悔。





俺と翔太、阿部ちゃんっていいヒョロい男3人がかりで暴れる佐久間をなんとか抑える。
離せだのなんだの喚く佐久間をやっとのことで黙らせ、楽屋から結構遠ざけたところで話を聞く。





「 で？なにしたの？ 」


「 は？ なに、なんで俺がAに何かした前提なの？ 」


「 あー、ごめん、... 言い方変えるわ、なにがあった？ 」





俺にまで掴みかかってきそうな勢いの佐久間に慌てて謝罪する。
Aがあんなに怒るなんて相当だったからてっきり佐久間が何かしたのかと思ったが、
違うのか。





「 ... まぁ、最初は俺がやったかもしんないけどぉ ... 」





俺らの鋭い視線に負けたのか、ただちゃんと罪悪感はあるのか分からないが、
そう切り出した佐久間。





楽屋に嫁のグッズを持ち込んだことをAに注意され、
そんなに本気じゃないだろうと思ってちちゃんとした返事を返さなかった。



するとそれに対してイラッときたAが
「 ... さっきのスタジオの反応も最悪だったし、ちゃんとしなよ 」
と言ったのが始め。



佐久間も佐久間ですぐ謝ればいいものを、「 なんでお前にそんなこと言われなきゃ、」と
くってかかり、口論に発展。
俺らが聞いた「 いい加減にしろよ 」の声は、どうやら「 ダンスが下手 」と言われたことに対してらしい。

俺らのなかでもダンスは上手い方の彼。
いつもダンス教えて、と佐久間を慕っていたAに言われたから尚更カッときたのだろう。





「 ... ちゃんと謝りなよ？ 」


「 は？ なんで俺が謝んないといけないの、 」


「 ちゃんと認めることも大事だぞ 」


「 俺悪くない。 」





もういい、今日は帰る。





そう言ってその場を去っていった佐久間の背中を見て、
3人で大きく息を吐いた。





「 これは長続きしそうだぞ ... ？ 」














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