SnowManの紅一点、定期的に生存確認される無気力系女子。

現実の夫はカウントされないよって。 ページ12

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「 ねえさっくん。 」


「 ちっかいなぁ距離、どうした〜〜？？ 」


「 夫の話をしたくてさ 」


「 分かったから、ちょっと離れない？？」





いきなりゼロ距離に立ってさっくんに話しかける。
困惑しつつも返事を返してくれた。ごめんね、変なことして。


鞄を漁って昨日でた漫画を取り出し、表紙をぽんぽんと叩く。
そう、今回の巻は私の推し、すなわち夫が表紙の巻で。
表紙ということは、中でも割と活躍というか、フォーカスが当たっている巻。





「 うおーーーー！めちゃくちゃビジュいいじゃん！！ 」


「 でしょ？？ さすが私の夫だわ〜〜 ... 」


「 やば、え、俺も読みたーい！！ 」






ふたりでくっついて漫画を開く。

私は昨日もう読んだので、さっくんに見て欲しい推しのシーンを探し出す。
全面にドバーンと出ている私の夫。あーーーかっこいい、健康にいい。





「 やばっ、これ前の巻より良くない？ 」


「 いや、私的には19巻がいちばんいいから。 」


「 にゃはっ、そっかそっか」





にしてもかっこいいねー、と目をキラキラさせながら漫画を読むさっくん。
自分がすすめた物をこんなに真剣に見てくれるといい気分になるよね。














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