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最後の夜 ページ46

織田作side


太宰に連れられバーLupinに向かった。


太宰曰く対ミミック戦は内部からの情報が抗争の切り札となるらしい。


現時点で内部情報に最も詳しい人物となるのは三組織の内通者として動いてきた人物……坂口安吾一人だ。


足元の薄暗い階段を降りる。


坂「やぁ、お先にやってますよ。」


もう既に安吾は到着していた。


太「マスター、私にも同じものを」


織「なら、俺もそれを貰おう」


俺の異能力で見えた未来には愛しの彼女もいた


「じゃ、私も。」


何時もと何も変わらぬ面持ちで。


坂「A」


太「本当は今日非番なはずなのだけれどね。どうしてもと云うから招いたよ。」


坂「構いません。寧ろ、その方が何時もの夜になるから善いです。」


その後、安吾のミミックの長の脅威と異能力の特異点について聞いた。


坂「太宰くん、織田作さん、A、何時かポートマフィアも特務課も立場を越えて会える自由な時代が来たらその時はまた」


織「云うな安吾…云うな」


ほぼ無意識に口が動いていた。安吾が云おうとしていた言葉の続きは聞きたくなかった。何より、隣に座る彼女に聞かせたくなかった。


A「安吾!早く…早く…いなくなって。」


坂「!」


太「安吾、早く此処から立ち去るんだ。」


坂「では、僕はこの辺でお暇します…さようなら」


コツコツコツ


無機質で乾いた足音だけが静かにその場に響いた









A「何で…何でこう…なったの…」


最初に口を開いたのはAだった。涙を流しているせいで言葉が絶え絶えになっている。


反射的に、本当に何も考えない侭にAを抱きしめていた。隣にいる太宰は何も云わない。


太「最初から全て違ったんだよ。私達と安吾が生きる世界は最初から違ったんだ。」


A「ごめっ…取り乱した…かえるね」


織「A「送っていくよ」…」


太「今のAを一人にする訳にはいかない。車では来てないだろう?私が送っていくから大丈夫だよ織田作。」


織「あぁ。頼んだ。」


その時小さな発見があった


あの太宰でも嫉妬を覚えるのだと。

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マカロン - ご指摘頂けて大変有難く思っております。まだまだ未熟ではありますが、これからもより良い作品を書けるよう尽力致しますのでよろしくお願い致します! (2016年11月28日 21時) (レス) id: 88d69b25b4 (このIDを非表示/違反報告)
牡蠣(プロフ) - いえいえ、此方こそ突然失礼しました。 (2016年11月28日 20時) (レス) id: a7c2b6c73c (このIDを非表示/違反報告)
マカロン - 大変失礼致しました。早急に直します。訂正、ありがとうございます。 (2016年11月28日 20時) (レス) id: 88d69b25b4 (このIDを非表示/違反報告)
牡蠣(プロフ) - 太宰さんは絶対異能力は通じません。夢小説だとしても原作ルールは守ってください。注意失礼しました。 (2016年11月28日 19時) (レス) id: a7c2b6c73c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:マカロン | 作成日時:2016年11月28日 2時

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