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お世話係の本領発揮 ページ37

織田作side


俺は今久々に心身共に癒されている気がする。
と云うのも、目の前で俺が面倒を見ている孤児五人とAが戯れ合っているからだ。


遡る事数時間前_______________


安吾の捜索もそこそこに今日も『フリイダム』で混ぜ咖喱を食べに行こうと思っていたら、Aに呼び止められた。聞けば、これからお昼を食べに行くから一緒にどうだ、という内容だった。


そこで俺は行きつけの『フリイダム』を紹介するべくAを連れ出した。子供達の話をしたら即決で「会いたい!」と云うので会わせてみたが、案の定子供達は直ぐにAに懐き、遊び始めてから既に一時間程経っている。そして、現在に至る訳だった。


咲「ねぇねぇお姉ちゃん!次は私とお絵描きしよ?」


勝「駄目だ駄目だ!俺とキャッチボールするんだ!」


真「お姉さんにこの本読んで欲しい…です」


優「お姉さん遊戯(ゲーム)出来る?此れ面白いよ!」


孝「お姉さんもマフィアって事は強いのか?なら俺と力比べしようぜ!」


次々と子供達の口から飛び出てくる注文にAは一つ一つ丁寧に応え、事が穏便に収まる様に対応していた。


流石は教育係と云ったところだろうか。普段此の子供達の二十倍は我儘であろう女の子を相手にしているだけある。何時かこんな風に平和に日々を送れたら、という考えが頭を過る。


織「お前達、Aは元々此処にお昼を食べに来ているんだ。そろそろ解放してやれ。」


しかし、俺もAも元の目的はお昼を食べに来ている。それに此の儘子供達の相手をしていたらキリがない。


不満そうな表情を浮かべながらも案外すんなり子供達はAを解放した。


又来てね〜とAに手を振る子供達に、Aも終始笑顔で対応していた。Aは何時からこんなにも子供が好きになったのだろうか。


A「織田作、ありがとう。」


織「急にどうしたんだ?」


A「久々にあぁいう“普通の”子供の相手が出来て楽しかった。」


ほんの少し顔を赤らめて嬉しそうにするAが妙に可愛らしく見えた。押し殺しかけていた感情が未だに俺の中で復活を待っている。往生際が悪いのは重々承知だ。先程俺の脳裏を過った理想の将来には少なからずAが居てほしいという願いも込められている。


済まない太宰、俺の本心は未だ大人しく降参する心算は無いらしい。

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マカロン - ご指摘頂けて大変有難く思っております。まだまだ未熟ではありますが、これからもより良い作品を書けるよう尽力致しますのでよろしくお願い致します! (2016年11月28日 21時) (レス) id: 88d69b25b4 (このIDを非表示/違反報告)
牡蠣(プロフ) - いえいえ、此方こそ突然失礼しました。 (2016年11月28日 20時) (レス) id: a7c2b6c73c (このIDを非表示/違反報告)
マカロン - 大変失礼致しました。早急に直します。訂正、ありがとうございます。 (2016年11月28日 20時) (レス) id: 88d69b25b4 (このIDを非表示/違反報告)
牡蠣(プロフ) - 太宰さんは絶対異能力は通じません。夢小説だとしても原作ルールは守ってください。注意失礼しました。 (2016年11月28日 19時) (レス) id: a7c2b6c73c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:マカロン | 作成日時:2016年11月28日 2時

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