彼奴は策士 ページ36
Aside
昨日の夜は結局あの変態厨二セクハラ社会不適合軽佻浮薄中途木乃伊と夜遅く迄呑み明かしてしまった。
…何たる不覚←
森「やぁAちゃん、今日もお仕事お疲れ様」
首領も久々の登場お疲れ様です
森「A君?今変な事考えなかったかい?」
首領が私を『A君』と呼ぶ時は巫山戯てませんよ
という証だ。マジすんませんでした
A「とんでも御座いません。ところで首領、何か御用ですか?」
森「突然なんだが、明日はゆっくり休みなさい」
A「…は?」
森「明日は仕事を休んでいいよ。」
A「遠回しの解雇通知?」
森「遠回り過ぎないかね?」
A「唐突に…何です?」
森「何時も君は良く頑張ってくれている。教育係以外の仕事までも。だから君に少しは休んで欲しいと思った訳なのだよ。如何かね?」
織田作の件に私が少し首を突っ込んでいるのはもうお見通しで、首領の何かの計画に私は邪魔だから一寸仕事から遠ざけようという心算か。
A「ありがとうございます。ではお言葉に甘えて明日はお休み致します。」
森「うんうん。Aちゃんは聞き分けが良くていいね。エリスちゃんの次に可愛いよ。」
こんな中年に云われても嬉しくねぇ←
森「ところでAちゃん、憂鬱な気分は晴れたかい?」
A「…は?」
本日二回目。
憂鬱って何が?仕事?エリス嬢の我儘?太宰の存在?あ、それなら年中無休で常に憂鬱だわ←
森「昨日、どうにも浮かない顔をしていると太宰君に聞いたよ。昨日の夜太宰くんに何処かに連れ出されなかった?」
A「…はい」
森「何としてでも笑顔のAちゃんが見たいと云って昨日は何時もの五倍の速さで仕事を切り上げてAちゃんが帰る時間に頑張って合わせてたよ。」
キモッ←
でも、私の些細な心境の変化まで見透せるんだから、ほんと太宰には
A「敵わないなぁ」
森「(太宰君もきっとAちゃんの頑固さには敵わないと思うよ)」
A「何か?」
森「イエナンデモナイデス」←
A「では私はこれで失礼しますね。お疲れ様でした。」
首領に背を向けて執務室を出る。沈みかけの夕陽が心無しか何時もより綺麗に見えた。
余談だけれど、私が休んだ日首領は私をエリス嬢に無断で休暇にした罪でエリス嬢にフルボッコにされたらしい。
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マカロン - ご指摘頂けて大変有難く思っております。まだまだ未熟ではありますが、これからもより良い作品を書けるよう尽力致しますのでよろしくお願い致します! (2016年11月28日 21時) (レス) id: 88d69b25b4 (このIDを非表示/違反報告)
牡蠣(プロフ) - いえいえ、此方こそ突然失礼しました。 (2016年11月28日 20時) (レス) id: a7c2b6c73c (このIDを非表示/違反報告)
マカロン - 大変失礼致しました。早急に直します。訂正、ありがとうございます。 (2016年11月28日 20時) (レス) id: 88d69b25b4 (このIDを非表示/違反報告)
牡蠣(プロフ) - 太宰さんは絶対異能力は通じません。夢小説だとしても原作ルールは守ってください。注意失礼しました。 (2016年11月28日 19時) (レス) id: a7c2b6c73c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:マカロン | 作成日時:2016年11月28日 2時