聖ヴァレンタイン日!其の壱 ページ32
双黒と夢主がメイン(最後は太宰オチだけど)の
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Aside
A「え?
突然の発言に思わず素っ頓狂な声が出る。目の前の黒帽子の小型(笑)マフィアの中原中也に唐突にそう云われたのだ。
急に人の部屋に上がり込んで来たかと思えば彼の口から飛び出た言葉はそれだった。
中「矢張り忘れてやがったか…」
A「何?欲しいの?」
中「違ェよ!逆だ逆!ほらよ!」
ポーンっと綺麗な弧を描いて飛んできたのは長方形の箱だった。
A「何これ…えっ!?」
蓋を開けてみると中身は綺麗な簪だった。
あの中也が簪…ウケる←
中「手前が前に新しいのが欲しいって云ってたから買って来たンだよ。」
確かについ先日新しいのが欲しいと彼の前で愚痴を零した覚えがある。…そんな些細な一言を覚えていくれたのか。
A「ありがとう中也!大事にする!」
「お、おぅ…」とか何とか云って照れてる中也マジ可愛い←
A「じゃあ私からも…はい!」
中「手前…忘れてたんじゃねェのか?」
A「え?中也本気にしてたの?あれ全部演技だけど」
中「手前ェ!!」
A「ご免って!そんなに怒らないでよ。それより、中身見てみて!」
中「ったく…おぉ!?此れは!ずっと探してた
A「お気に召しましたか?」
中「勿論だ!ありがとな!!」
もし中也に尻尾が付いていたら引き千切れるんじゃないかっていう程に中也は喜んでた。喜んでもらえて何よりだよ、中也。
中「あーA、すげェ云い難いンだが…聞いてくれるか?」
A「んー?何?」
太「Aー、私にもヴァレンタインー」
A「うわっ!?何このリアル木乃伊!」
ズルズルと匍匐前進で進み出てくる気持ち悪い男がいると思ったら残念ながら私が良く識る奴だった。
中「遅かったか…A、確り相手してやれよ」
A「一寸中也!助けてよ〜!!」
じゃあな、と云い乍らヒラヒラと手を振って部屋を出ていく中也の背中に助けを求めるも呆気なく中也は出て行ってしまった。
A「人の話聞けよこの小型単細胞素敵帽子野郎」←
太「ねぇA」
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マカロン - ご指摘頂けて大変有難く思っております。まだまだ未熟ではありますが、これからもより良い作品を書けるよう尽力致しますのでよろしくお願い致します! (2016年11月28日 21時) (レス) id: 88d69b25b4 (このIDを非表示/違反報告)
牡蠣(プロフ) - いえいえ、此方こそ突然失礼しました。 (2016年11月28日 20時) (レス) id: a7c2b6c73c (このIDを非表示/違反報告)
マカロン - 大変失礼致しました。早急に直します。訂正、ありがとうございます。 (2016年11月28日 20時) (レス) id: 88d69b25b4 (このIDを非表示/違反報告)
牡蠣(プロフ) - 太宰さんは絶対異能力は通じません。夢小説だとしても原作ルールは守ってください。注意失礼しました。 (2016年11月28日 19時) (レス) id: a7c2b6c73c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:マカロン | 作成日時:2016年11月28日 2時