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お巡りさん此奴です。 ページ3

Aside

A「もう本っ当最悪!」

誰も居ない廊下を歩き乍ら一人で悪態をつく。


エリス嬢のお願いならまだしも、首領命令ときた。


何を考えて居るんだウチの首領は。


?「あれ〜?そんな恰好して如何したのかな?我が愛しの姫君。」


…もう此れ以上不幸な事って無いと思う。


何でよりにもよって今会うのが此奴なの?


A「太宰。」


太「いや、何ね。私の愛しの妻がとても無防備な格好で歩いているから声を掛けずには居られなかったのだよ。」


A「アンタなんかの妻に成った覚えは無いし、抑々付き合ってすら無いから。」


太「今日も一段と美しくて冷たいねぇ!そんな所も素敵だよ。A。」


A「って言いながらさりげ無く腰に手を回さないで貰える?汚れる。」


太「ふふふ。この白くてスベスベな肌、綺麗だねぇ。ずっと触っていられる。」


と言って私の肌を撫で回して来る太宰の鳩尾に一発飛んでもない威力で肘を打ち込んだ。


…あっさり避けられたけど。


流石は最年少幹部様。と言っても、私も周りに知られていないだけで此奴と同じ歳に幹部に成ってるんだけどね。裏方仕事を多くこなしてたせいか、余り広く知られていない。まぁ、好都合っちゃ好都合なんだけど。就任期間は過去最短レベルに短かったし。


太「これ、着てて。」


唐突に渡された一着の外套。一寸待て。此れ私のなんだが。どうやって手に入れたんだお前。


太「ムフフー。フフフフフー。」


A「えっ何、通報して良いの?」←


太「何か最近私に対する扱いが一層酷くなっている気がするのだけど…。」


A「気のせい気のせい。特に用事がないなら私の前から消えて。…ありがとね、外套。」


仕方ないから感謝だけはしといてやる。


はいはい姫の仰せの儘にー。
とか言いながら背を向けて歩き出した背中に聞こえないように言ったつもりだった。


太「A、愛してるよ。ツンデレな君も魅力的。」


やけに色っぽい低音ボイスでそう返された。


途端、全身に虫酸が走った。←


その後、Aの必死の捜索によって、太宰の自室からAの持ち物の大半に付けられているで在ろう盗聴器と、Aの部屋の合鍵が見つかったのはまた別のお話。

氷の精霊→←昼下がりの本部にて



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マカロン - ご指摘頂けて大変有難く思っております。まだまだ未熟ではありますが、これからもより良い作品を書けるよう尽力致しますのでよろしくお願い致します! (2016年11月28日 21時) (レス) id: 88d69b25b4 (このIDを非表示/違反報告)
牡蠣(プロフ) - いえいえ、此方こそ突然失礼しました。 (2016年11月28日 20時) (レス) id: a7c2b6c73c (このIDを非表示/違反報告)
マカロン - 大変失礼致しました。早急に直します。訂正、ありがとうございます。 (2016年11月28日 20時) (レス) id: 88d69b25b4 (このIDを非表示/違反報告)
牡蠣(プロフ) - 太宰さんは絶対異能力は通じません。夢小説だとしても原作ルールは守ってください。注意失礼しました。 (2016年11月28日 19時) (レス) id: a7c2b6c73c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:マカロン | 作成日時:2016年11月28日 2時

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