昼下がりの本部にて ページ2
と或る平和な日の昼下がり、ヨコハマ最大の闇組織ポートマフィア本部にて甲高い悲鳴が上がった。
エ「可愛いわA!良く似合ってる!」
先刻、買い物から帰って来たエリスに着せられたワンピースを着て硬直する一人の女性。
彼女こそが、ポートマフィア“元”幹部にして“最強”とも呼ばれていた白雪Aである。
A「エリス嬢…?これは一体…?」
胸元が豪快に開き、背中も綺麗なV字に開かれた白いワンピース。丈は膝上5cm程で、普段露出を控えて生活している彼女にとっては受け入れ難い恰好だった。
スタイルの良い彼女だから完璧に着こなせているが、当の本人は気が気で無い。こんな姿を誰かに見られたら其れこそ一貫の終わり…
ドタドタドタドタッ
あ、フラグ立ったわ←
其んな事を考えて居た矢先、破壊するのでは無いかと云う勢いで部屋の扉が開いた。
森「如何したんだい!?エリスちゃ…ん…?」
A「」←
エ「見て見てリンタロウ!先刻私がAに選んだワンピース!とても良く似合ってるでしょ!」
森「可愛いねぇAちゃん。エリスちゃんもお揃いで着てくれたら更に…エ「キモい」うっ…」
確かに気持ち悪い、と思わず共感してしまう様な感想だった。
次の瞬間、見られたくない人に入る奴まで部屋に飛び込んで来た。
中「首領!エリス嬢の悲鳴が聞こえましたが如何かしたんですか………!?」
このKY帽子置き場!←
と、思わずには居られないAだった。
中「て、手前ェ!な、何て恰好してやがる!」
顔を酷く赤面させて怒鳴る彼は中原中也。Aの良き友である。
A「エリス嬢が涙目で「着てくれないの…?」等と仰るから断らずには居られなかったの!」
森「よし!今日一日、Aちゃんにはその恰好で居てもらおう!」
A「冗談は顔だけに為さって下さい首領。」←
エ「リンタロウにしては好い事云うわね!A!私からも命令よ!今日一日はその恰好で居て頂戴ね!」
A「私の人生終わったわ…。」
今にも灰になって散りそうなAと、歓喜にわく首領とエリス嬢。赤面したまま帽子で顔を覆って黙り込む中也。
何ともカオス。←
平和な日の昼下がりのマフィアでは、此れが日常茶飯事だったりするとかしないとか…。
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マカロン - ご指摘頂けて大変有難く思っております。まだまだ未熟ではありますが、これからもより良い作品を書けるよう尽力致しますのでよろしくお願い致します! (2016年11月28日 21時) (レス) id: 88d69b25b4 (このIDを非表示/違反報告)
牡蠣(プロフ) - いえいえ、此方こそ突然失礼しました。 (2016年11月28日 20時) (レス) id: a7c2b6c73c (このIDを非表示/違反報告)
マカロン - 大変失礼致しました。早急に直します。訂正、ありがとうございます。 (2016年11月28日 20時) (レス) id: 88d69b25b4 (このIDを非表示/違反報告)
牡蠣(プロフ) - 太宰さんは絶対異能力は通じません。夢小説だとしても原作ルールは守ってください。注意失礼しました。 (2016年11月28日 19時) (レス) id: a7c2b6c73c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:マカロン | 作成日時:2016年11月28日 2時