ペンダント , (ページ16)

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一方、二階の一室。
黒くさらっとした髪を跳ねさせ、その端正な顔を眠気に染める男 __ 目黒は、夜間着のままベットを抜け出した。
普段こんな時間には必ず起きない。
何故なら、真夜中の指令が専門だからだ。
目黒は憂鬱そうに目を開けると、またまた隣の部屋から激しい物音がした。
隣の部屋の住民は、 …ピンク髪のエイリアンだ。

　｢めめ、.. 起きとる？｣
　｢ん、起きてるよ。..どーしたの？康二｣

自室の扉を叩いたのは、相棒の向井だった。
普段睡眠をたっぷり取るのは、目黒と向井も同じだ。彼もきっと物音によって起こされたというのは直ぐに理解する。
扉を開ければ、同じく夜間着に身を包み眠たげに目を擦る向井がいた。
彼も昨夜同じ任務に就いていたため、向井の眠たさを感じる。

　橙｢佐久間くん、何やっとるんやろ、… ｣

　黑｢さぁ。ゲームしてるんじゃない？そーいう人だし｣

　橙｢突撃しにいくぞ～っ｣