第26話 ページ32
冬が本格的に始まった
12月のある日
「A、いつもありがとう」
『いえいえ、これくらいいつでも言って下さい』
「Ms.A、これお願いしてもいいかい?」
『勿論ですｯ!!!任せてください。』
「Ms.A、これを手伝ってもらえぬか???」
『分かりました!!』
ひと息つかぬ間に
すぐに沢山の手伝いが舞い込んでくる
『えっと……これは…』
狭い薬品庫に沢山の魔法薬が所狭しと並んでいる
1つ1つ瓶に貼られたラベルを確認しながら
棚へ綺麗に整頓し
収納していく
地下牢は地下なだけあって
寒さが尋常じゃない
12月のホグワーツは
雪が降ったり気温が常に寒い故に
外はきっちり白銀の世界だった
室内なのに吐く息が白い
暖炉で火を焚いているのにもかかわらず
中々暖まっている感じがない
それなのに何食わぬ顔で仕事を進める
スネイプ教授の耐寒力には
本当にすごいとしか言いようがない
『……ふぅ』
薬品を片付け終わり
いつもより仕事が多かったせいか
重く感じる体を引っ張り
流しに溜まっている鍋やら試験管達を
マグル式の手洗いで洗っていく
こういうものは魔法よりしっかりと
自分の手で洗うのが良いと
スネイプ教授が教えてくれた
その教えをこの1年忠実に守りながら
こつこつと頑張ってきた
お湯で洗えないため
全て水で洗わなければならない
段々と手の感覚が奪われていく
寒いはずなのに
感覚が分からなくなる
『あとちょっと……頑張らなきゃ………。』
今日は少し忙しすぎたかもしれない
そう少しだけ思ってしまった
スネイプ教授は相変わらず顰めっ面で
沢山のレポートとにらめっこしている
洗い終わってから
暖炉に薪をくべて
沸かしたての湯で紅茶を淹れる
『スネイプ教授、紅茶どうぞ。……少し休まれたらどうですか??』
「あぁ……ありがとう」
目頭を押さえながら
背もたれにぐっともたれ掛かっている
『随分とお疲れのようですね……』
「……まだできる。」
『そうですか…無理なさらないで下さいね。』
そう言ってカップを机の上に置き
後ろに残っている魔法薬と
器具の片付けに取りかかった
先程よりも明らかに
感覚がおかしくなってきている
寒いはずなのに
よくわからないし
立っているはずなのに
フラついている
これは体調が悪いとしか言いようがない
今日は不本意だが
魔法薬を作らずに
レポートを書いて終わりにすることにした
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーキャラ(ﾊﾘｰ・ﾎﾟｯﾀｰﾊﾞｰｼﾞｮﾝ)
ハリー・ポッター
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ウパ - oさん» oさん、多分これで全部直ったかと……(抜けてたらまた教えください!!)教えてくださり、本当にありがとうございます!!! (2020年11月19日 2時) (
レス) id: 3ad5d3afbe (このIDを非表示/違反報告)
ウパ - oさん» うわぁ!!ありがとうございます!!!間違えてますね、お恥ずかしい……近日中に修正しますね!!教えてくださり本当にありがとうございます(*'∇') (2020年10月6日 0時) (レス) id: f379a13836 (このIDを非表示/違反報告)
o(プロフ) - 今更になってしまうんですがアニメガースではなくアニメーガスかと… (2020年1月21日 20時) (レス) id: efc986c11a (このIDを非表示/違反報告)
ウパ - アケメネスさん» アケメネスさん温かいコメントありがとうございます!!"ほんとに素敵な作品"だなんて言っていただけて、本当に嬉しい限りですｯ!!!これからも楽しんでいただけるよう、更新頑張りますね(*´∇｀*) (2018年3月18日 13時) (レス) id: 7cb0adc2d6 (このIDを非表示/違反報告)
ウパ - 唐衣さん» 唐衣さん、ご指摘ありがとうございます!!シリーズ全てのお話を読み直し、"ザビニ"が"ザニヒ"になっていることを確認しました。本当に申し訳ありませんでしたm(_ _)m現在はしっかりと全てのお話の修正を行いましたので大丈夫かと思います。 (2018年3月18日 12時) (レス) id: 7cb0adc2d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ウパ | 作成日時：2017年10月22日 20時
