第21話 ページ27
『ありがとうございます、お陰で分からないところ全部なくなりましたｯ!!!』
笑顔でそう答えれば
クィレル先生も少しだけ顔を綻ばした
[なぜ、貴女がそこにいるの?]
『……へっ???誰か喋りましたか??』
「え、??ど、どうか…しし、しました???」
部屋を見渡せば
イグアナが一匹部屋の奥に座っていた
セブとの会話を思い出し
聞いてみることにした
『クィレル先生、あのイグアナって??』
「わ、わた私ので…でで、すよ。」
『触っても大丈夫ですか??』
控えめに聞いてみれば"良いですよ"と言ってくれた
その言葉に甘えイグアナに手を差し出す
『さっき喋ったのはあなたですか??』
[そうよ……]
『そうですか…。初めまして、A・Aです。………あなたは?』
[私はあの人のもの、名前は分からないわ。貴女はどうしてここにいるの???]
『私はホグワーツの生徒としてここで沢山の事を学んでいるのですよ。…今日は分からないことがあって、質問しに来たんです。』
[そう……でも、貴女はまだこの世界に来るはずじゃないのに]
中々意味深な発言である
『どういうことですか？』
[そのまんまよ、貴女はスリザリンの申し子。でも、貴女がこの世界に来るのはもっと遅いはずだった……それだけよ。]
"スリザリンの申し子"
ここでも呼ばれたその名に謎が深まった
さらに私は
まだこの世界に来るはずじゃなかった
もっと遅いはずだった
言葉の意味は分かるが
意図が分からない
『あの、その事について詳しく教えてもらえません???』
[……私が知ってるのはそれだけよ……全ては私も知らない。]
『…ありがとう。』
しっかりとお礼をのべて
クィレル先生に向きなおす
「Ms.A………君は」
振り返れば吃らずに
険しい目付きで私を見詰めるクィレル先生がいた
『クィレル先生???……どうかしました??』
「な、ななんでもあ、あ…あり、りませんよ!!!さ、そろそろ、りょ…りょりょ、寮にもど、もどりなさい。」
『そうですね、美味しい紅茶と教えてくれてありがとうございました。』
そう告げて部屋を出た
寮へと向かう途中
吃らずすらすらと語を紡いだクィレル先生の姿が
何度も何度も脳内再生される
なぜクィレル先生は吃ることも忘れて
私をあのような顔付きで見詰めたのか
別の方向へと動く
何かを私はそこで感じた
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーキャラ(ﾊﾘｰ・ﾎﾟｯﾀｰﾊﾞｰｼﾞｮﾝ)
ハリー・ポッター
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ウパ - oさん» oさん、多分これで全部直ったかと……(抜けてたらまた教えください!!)教えてくださり、本当にありがとうございます!!! (2020年11月19日 2時) (
レス) id: 3ad5d3afbe (このIDを非表示/違反報告)
ウパ - oさん» うわぁ!!ありがとうございます!!!間違えてますね、お恥ずかしい……近日中に修正しますね!!教えてくださり本当にありがとうございます(*'∇') (2020年10月6日 0時) (レス) id: f379a13836 (このIDを非表示/違反報告)
o(プロフ) - 今更になってしまうんですがアニメガースではなくアニメーガスかと… (2020年1月21日 20時) (レス) id: efc986c11a (このIDを非表示/違反報告)
ウパ - アケメネスさん» アケメネスさん温かいコメントありがとうございます!!"ほんとに素敵な作品"だなんて言っていただけて、本当に嬉しい限りですｯ!!!これからも楽しんでいただけるよう、更新頑張りますね(*´∇｀*) (2018年3月18日 13時) (レス) id: 7cb0adc2d6 (このIDを非表示/違反報告)
ウパ - 唐衣さん» 唐衣さん、ご指摘ありがとうございます!!シリーズ全てのお話を読み直し、"ザビニ"が"ザニヒ"になっていることを確認しました。本当に申し訳ありませんでしたm(_ _)m現在はしっかりと全てのお話の修正を行いましたので大丈夫かと思います。 (2018年3月18日 12時) (レス) id: 7cb0adc2d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ウパ | 作成日時：2017年10月22日 20時
