駆け落ち 3 ページ3
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次の日から、仕事が始まった。
いつも通りデスクワークをこなしていると、
「平松」と私の名字を課長が呼んだ。
課長も、女性の方です。
社内イチ美人と言われているとか…
「課長、お呼びでしょうか」
課長「ええ、この子今日からウチの部署に入るんだけど…」
課長の隣に立っていたのは、
モデルさんみたいにスラッとしてて、
私より遥かに高い身長の男性…
『小瀧望くん』……らしい。
今この場で初めて聞いたから間違いない。
名前からも、スタイルからも、
アイドル臭がプンプン漂う。
キラキラスマイルかましたら、
女の子一発ノックアウト的な……
例えが悪くてすいません…
課長「で、平松には小瀧くんの教育係をやってほしいんだけど…」
「はい、大丈夫ですよ。けど、どうして私を…?」
課長「んー、興味無さそうだから?」
へへっと笑って見せる課長。
確かに、『興味無さそう』ってのは、
ピンポイントで大正解。
ほんの少しだけ悲しくなったのは内緒。
「じゃあ、後はよろしくね」
肩をぽんっと叩いて、
再びデスクに戻って行く課長。
取り残された、私と小瀧くん。
どうしたらいい…?
とりあえず、名前名乗っておく?
小瀧「この会社、綺麗な方が多いんですね」
「え?あ…まぁ、ね」
小瀧「課長さんも綺麗だし、そんな方の下で働けるなんて嬉しいです!」
…おっと、お喋り好きなのかな?
それとも、お世辞が過ぎるだけ?
一向にお口は止まることなく、永遠と喋り続ける。
私、どんな顔で聞いてる?
ダメだよ?嫌そうな顔してたら…
「あ、あの…小瀧くん…?」
小瀧「何でしょう!先輩!」
「とりあえず、デスク行こうか…」
「はい!」と元気の良い返事が返ってきた。
小瀧くんのデスクは私の隣らしく、
教育係としては最高の場所だった。
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も え(プロフ) - 花帆さん» コメントありがとうございます! 次の作品も楽しみにしていてください(^^) これからもよろしくお願いします(´ω`*) (2017年3月30日 10時) (レス) id: 7801df444e (このIDを非表示/違反報告)
花帆(プロフ) - も えさん» この作品大好きです!!!次の作品も楽しみにしてます!!頑張ってください!! (2017年3月30日 10時) (レス) id: c32c3f8c05 (このIDを非表示/違反報告)
も え(プロフ) - 有菜さん» コメントありがとうございます! 大好きな作品だなんて……勿体無いお言葉です(><) 更新楽しみにしててください!(笑) これからもよろしくお願いします。 (2017年3月16日 14時) (レス) id: 7801df444e (このIDを非表示/違反報告)
有菜(プロフ) - 胸キュンがやばいです笑これからも更新頑張ってください!毎日楽しみにしてます。これからもドキドキするお話を待っています!このお話、大好きな作品です! (2017年3月16日 9時) (レス) id: df1b5d06ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もえ | 作成日時:2017年3月1日 11時