職業交換 20 ページ20
【 濱田 side 】
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結局、最後の最後まで残業だった。
終電も逃して、歩くか〜って考えてた時、
俺の前に光が現れて、キィっと止まった。
A「今日は、迎えに来たった」
「え、え、珍しい……」
A「そんなん言うんだったら、乗せへんぞ」
「嫌や、嫌や！」
助手席のドアを開けて、急いで車に乗り込んだ。
先輩は、俺がシートベルトをしたのを確認すると、
勢いよくアクセルを踏んだ。
先輩がこんなことするの、珍しいなぁ…
そう思いながらも、大人しく座っていた。
今この状況でそれを言ったら、
ここで降ろされるに違いない。
A「珍しい、って思ったやろ」
「へ？いや、思ってへん……」
A「感謝の気持ちや、有難く受け取れ」
口はとことん悪い先輩やけど、
根っこの部分はほんまに優しい。
へへっといつもみたいにヘラヘラ笑うと、
「何笑ってん」って強い言葉が飛んできた。
恥ずかしさ故に強がってしまう先輩
高校の時から全然変わらへん
そんな所が、好きだったのかな〜って思う。
その気持ちを過去形にしてもええのか
それは、未だに分からへんし、
これから分かる予定やってないはず。
先輩を遠くから幸せにする為には、
きっとこれが一番や…って俺は思った。
せやから、この場で言ってもええ？
「先輩、あの会社、辞めた方がええで？」
A「何言ってんの。辞めたら今の生活出来ひんし、無理やて」
「今の生活が出来ひんのやったら、まだマシやで？このままの生活続けてたら、先輩、死ぬで？」
この1週間で分かった。
この1週間だけで分かった。
先輩の働き方を経験した以上、止めなあかん
今死んでても、可笑しくないねん
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一波(プロフ) - もえさん完結お疲れ様でした(^^)
お忙しい日常がんばって下さい(^^)楽しみに待ってまーす★ (2017年9月2日 2時) (携帯から) (
レス) id: b00addc009 (このIDを非表示/違反報告)
tapiokalemon(プロフ) - 頑張ってください！！！ (2017年8月6日 13時) (レス) id: c1cf9673ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もえ
| 作成日時：2017年8月1日 12時
